結局、働けなくなった。
一人暮らしも辞めて、実家に帰った。
何をすることもなく、したいこともなく、
ぼーっと、しては、涙を流していた。
一つ何かやらなければと、映画検定を受けることにしたが、
当日、具合が悪く、大阪まで行くだけで、精一杯だった。
会場には、オリジナルノートで暗記してる者ばかりで、
私は、机で少し寝た。
そして、検定が始まり、やっとの思いで帰った。
合格なんて、どうでも良かったが、
嬉しいことに、合格した。
廃人だった私が、初めて、微笑んだ。
だからって、働きに出ても、立っていられない。
覚えられない。
結局、辞めるの繰り返しで、もう働ける場所なんて、
自分でなくしてしまっている。
でも、国からの生活保護ももらえず、
70歳すぎた両親を目の前に、どう生きれば良いのか。
両親が、病気で入院したら?
両親が、亡くなったら?
どうして、いいか分からない。
当たり前のように、一緒にいた家族に不安を感じる。
でも、私は、廃人だ。