彼と別れて、働けない日々が、ずっと続いた。
私の心は空っぽだった。
この病気さえなければ・・・
悔やむことすら、失ってきた心。
もう涙さえ枯れてしまった。
ベッドの上から出られない日々。
ぐったりと、下がる頭。
何もする気がない。
何も楽しくない。
何も感じない。
何も・・・
あっと言う間に日々は過ぎ、やっと外へ出れるような気持ちになった。
そして、この日が訪れる。
逢いたくても、逢いたくても、捨てられた私の前に、
偶然に彼がいた。
ふわっと、涙が溢れ出た。
だから、話なんかできずに、走って逃げた。
枯れ果てたはずの涙が。
止らなかった。
また、思う。
消えてれば、会わずにすんだのに。
そう、消えてれば。
消えて、なかったことにしたい。
そう、なかったことに。
一番信頼していた彼。優しかった彼。
忘れよう。
忘れるには、やっぱ、この世にいたくない。
生と死の狭間で、もがく。
深い暗闇への道。