『2023うつくしま。ふくしまジャーニーラン』の「レポ④後半編ゴール(251.3kmまで)」 | 自転車通勤&通勤ラン。シクロクロスとかマラソンとかトレイルランとかも。

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ロードバイク始めて自転車通勤も開始。そのうち、シクロクロスがメインに。→いつまで経っても速くならない。
ロードバイクのオフトレのつもりで始めたランですが、通勤ランからウルトラマラソンとかロングトレイルまで手を(脚を)広げてしまいました。

『2023うつくしま。ふくしまジャーニーラン』の「レポ④後半編ゴール(251.3kmまで)」です。後半も超長文。ようやくゴールまで。

 

ざっくり言うと。

・前半のような調子の悪さはなかったけど。

・暑さと眠さと、純粋に距離&標高差のダメージで疲労困憊。

・なんとか無事にゴールできてほっとした。

・総合5位/完走51人/出走138人。想定以上で自己満足。

という話です。

 

以下、ダラダラと詳細。

【CP6~CP7(萩娘ポケットパーク_141.0km)まで:20時間27分】

 

まねきの湯に到着すると。先着していたKBTさんがスタートするタイミングでした。

 

風呂入ってリフレッシュしたとのこと。

自分はフロの予定はなし。

固い意志で「入らない」と決めていた。

いやもう、自分だったら風呂入ったらリスタートできないです。

 

リザルト見てみると。

リタイヤ者78名のうち約半数が、このレストポイントのまねきの湯でリタイヤしている。

もちろん風呂に入ったからリタイアという訳じゃないけど。風呂に入ってリラックスしちゃったら、自分の中に残っている「走るモチベーション」までお湯の中に溶けだしちゃいそうです。

 

自分的には。

・汗を拭いてウェアの着替え

・補給食の追加

・歯磨き&髭剃り

・日焼け止めの塗り直し

を済ませてリスタート。それでも30分くらい。

 

さて、後半の128km、どう走ろう。

まねきの湯をでてから、後半の走り方を考える。

前半の122Kmは、序盤に絶不調だったけど。

最速で想定したタイムより19分遅れでまとめられた。

疲労具合は、ちょっと走れるようになったけど、距離相応に走った分は疲労している。

 

それで9位で来られたということは。

自分以上に周囲のほうが疲労やダメージが多かったということで。

9位というのは初参加で出来過ぎ状態なので。

後半は無理せずに、想定タイムで縛らず、完走第一のペースで守りの走りで行こうと決める。

 

というのも。今年は。

小江戸大江戸200kで、9位で。

房総半島一周280kでも、9位だった。

9位に縁があるなら、ここは守りの走りで9位で揃えたい。

ってなことで。

まあ順位を気にするとロクなことはないんだけど。

今は自分のペースで進んでいけば順位を大幅に落とすことはなさそうだ。

 

と思って、走り始める。

しばらくは郡山市内のR49号沿いなんだけど。

なんだか福島県内は「地下歩道が多い」。

栃木県を基準に考えると、大きな交差点で地下歩道で横断ってパターンが多くて。

 

それが初見だとやっかいなのは想定していたので。クルマの試走でもよくわからなかったから、グーグルマップでしっかり観察したり。

 

とまあ、対策した結果。

地下歩道は、郡山市内もそれ以外も、全て無事に通過できたので良かった良かった。

 

しばらく走って。

R49号から脇道の県道に入る。

ペースは7分/kmくらい。この先、斜度が上がってくるだろうし、無理は禁物。

 

維持できるペースで行こう。

日差しが出ると暑さが一気に厳しいけど。

薄曇りみたいな感じでなんとかしのげる。

どうかこのままでと天に祈る。

 

と思っていると。

微妙に太ももに痛みが出てきた。

単純に、いつもの長距離走って痛みが出てくるパターンで。

ガマンできるところまではガマンして。

ガマンできなくなったら賛否両論ですが、自分はロキソニン投入しちゃう。

 

さていつロキソニン投入しようかなと思っていると。

あれ。どこにした??

ロキソニンがない。

コレは一大事。ほんと一大事。

めちゃくちゃ焦りまくる。

 

エイドでサプリの入れ替えしてるときに戻し忘れたか。

自分は頼れるものにはすべて頼って走っている。

サプリしかり。胃腸薬しかり。モンスターしかり。

ロキソニンしかり。

一気に意気消沈。

 

もし途中でドラッグストアとかあったら買えるかな。

いや最近はドラッグストアも薬剤師さんがいないとロキソニン売ってくれないんだよなとか。

走りに集中できず、脳内はロキソニン問題が勃発。

 

そうしていると。

たいしたことがなかったはずの太ももの痛みが余計に気になってきた。

なんだよ、序盤の調子悪さが消えたと思ったら。

太ももの痛みでペースダウンかよ(ロキソニン欲しい)。

って意気消沈しながらペースダウンしながら熱海温泉の手前を走ってたら。

「会津屋薬局」

って看板を発見!

 

 

 

おおおおおお!

神様ありがとうって、思わず言っちゃいました。

※普段は信じてないけど。

いかにも「昔から町中にあります」って感じ(苦笑)。

※ロキソニンの在庫があるか不安になる。

 

しかし、贅沢は言っていられない。

迷わずお店に飛び込んで(文字どおり)

汗ダクの怪しい格好で「ロキソニンください!」って言って。

ロキソニン、在庫あって良かった!

ほんと助かった。

 

すぐに胃腸薬と一緒に服用。

これで峠を登り切ってからの平坦は走れるはず。

エイドはもう少しだ。

 

と思って走ってると。

「太田熱海病院」の看板が。

おお、そうだった。病院があるなら門前調剤薬局もあるんだな。

慌てる必要はなかったか。

ただ。調剤薬局でも市販用のロキソニン売ってないことあるからな。

とか、しばらく脳内はロキソニン一色でした。

そんなんで、CP7萩娘ポケットパークに到着。

 

【CP7~CP8(翁島駅前_165.5km)まで:24時間30分】

 

ここでもそうめんとオニギリいただいた。

そうめんは良いね。するする食べられるしツユの塩気が良い感じ。

オニギリもポッケに入れていって、この先の登りで食べよう。

 

 

 

 

ペースが控えめというか、これ以上は上げられないというのもあるかもしれないけど。

今のところ、胃腸が無事なのが嬉しい。

ダメなときは10~20時間でダメになる。

今のところ、しっかり食べられて補給もできている。

 

ただ、この先の暑さと疲労のダメージのしわ寄せが胃腸に来ないか不安。

なんて思いながら速報確認してみると。

「6位になってるよ」

まねきの湯で風呂に入らなかったからか。

※自分よりまねきの湯に先着していた2名がリタイヤしていた

※もうひとりの方(女子)にはこのあと抜かれる

 

これは。

ますます守りの走りしかない。

とにかく「ゴールする」のが大事だ(苦笑)。

「ジャーニーランは完走すればみんな勝ち組」

だと思ってますが。

自己満足的に順位が良いと嬉しいのは間違いない。

「6位なら万々歳!」

 

ということで。

エイドをでてからの49号の登りは歩くことに決めた。

気温は高くなってきたし、日差しも出てきた。

走れないことはない斜度だけど。

ここで頑張っちゃうと200km過ぎてからが走れないかもしれない。

 

ということで。

49号の中山峠は全歩きで越えました。

中山峠を越えた後の49号は、歩道がなかなか走りにくくて四苦八苦。

無理せず慎重に前に進めと言い聞かせる。

 

すると。

前方に先行する方が。

まねきの湯で入れ違いになったKBTさんでした。

 

追いついて。

しばらく並走しましたが。

脚が終わってしまったとのことで無理せず完走めざしますとのこと。

 

自分もな~。

この先の暑さがどうなるかとか、2晩目の睡魔とか、明日の暑さとか。

今は大丈夫だけど胃腸トラブルがどうなるかとか。

そういうトラブルが読めないのも超ウルトラの怖さ。

逆に面白さとも言えるけど、トラブルを楽しめるほどの境地には達していない自分。

 

そのあとセブンイレブンが出てきたので補給休憩。

水分補給も慎重にやらないと。

それからクーリッシュもゲットして冷却&カロリー補給。

 

と思ってセブンイレブンを出ましたが。

いやあ、暑い。というか日差しがキツい。

32度という外気温計の表示よりもキツい。

日陰のない平野の幹線道路で、いやもうキツい。

 

 

平坦ロードなので、ここで歩いちゃうと全く進まないから走るけど。

ペースはガタ落ち。8分程度になってる。

それでも日差しがキツい。

クーリッシュ効果は一瞬で吹き飛んで。

季節外れの日差しにヤラれつつ、前に進む。

平坦ロードが全く進まない。。

いや、ゆっくりでも走れば進むし、歩いても進む。

そう思い直して前に進む。

 

以前は平坦で走れなくなると、超ウルトラやジャーニーランでは、めちゃくちゃ凹みましたが。

7月の房総半島一周280kで、暑さと睡魔にヤラれて終盤にまったく走れなくなり歩き続けたときに。

なんだか解脱したような感覚になり「歩いても平気」になりつつあります。

※それでもまだ「走れないと凹む」という煩悩にとらわれてますが。

 

そんなんで。ようやくCP8の翁島駅前エイドに到着。

 

【CP8~CP9(会津若松駅前_183.9km)まで:27時間49分】

 

CP9の翁島駅前、クルマで試走した時にはびっくりした。

ザ・ローカル線の駅って感じ(苦笑)。

駅前ロータリーまでが砂利道なんです。

びっくりした。栃木の烏山線もかなりのローカル線だけど、砂利道はなかったような。

 

そんな翁島駅のエイドで毎度の補給をしていたら。

あれ、IKDさんじゃないですか。

なんでここにいるんですか。

暑さでヤラれて胃腸もヤラれちゃって休んでいたとのこと。

確かにここまでの区間はキツかった。

一休みして回復したとのことで、軽快に走り去っていきました。

さすがだ。

 

自分もエイドまでの間にバテたので、しっかり補給。

中山峠手前で不安だった足の痛みはロキソニン効果で大丈夫だ。

日が落ちて気温が下がればもうっちっと走れるはず。

自分の場合、今回はエイドごとにサプリを補給していた。

サプリのタブレットを取り出して一気飲みしてたらエイドのスタッフの皆さんにひかれた。。

「何飲んでんですか?」

みたいな感じで(苦笑)。

いや、いろいろです。

 

 

速報を見てみると。

5位に上がっている。

これはこれは。

ますます慎重に走らないと。慎重に走ってゴールするんだと言い聞かせる。

と思ってリスタートするときに入れ違いで女子の方がエイドに到着。

そのとき、もう直観で。

「これはかなわない」

と思った次第。

 

5位はキリが良いけど。

追い付かれたということは。

勢いが違う訳で、こりゃ抜かれるな。

無理してペースを上げても仕方ない。

マイペースで行こう。

 

ということで、目標を6位でゴールに変更。

そもそも。

途中経過で、現在、自分よりも上位なのは。

去年総合優勝した女子の方と2位だった方と。

超ウルトラ界の優勝入賞常連の猛者の2人。

その次に自分の名前があるのが恐れ多い訳で。

5位になっても6位になっても自分的には大満足。

 

田舎道をそんな風に思って走ってると。

あれ?

あれれれれ?

自分用にコース用のチェックポイントとペース設定を記載したメモがない。

 

うーん。ちょっと困った。

無くても走れるけど、自分用のお守りみたいなもので。

お守りなくして不安になる感じ。

補給食を出し入れした時に落としたかなと逆走して戻ってみると。

後続の女子の方が。特に落とし物なかったですよとのこと。

いちおう補給食を出し入れしたあたりまで戻ってみるけど。

ないものはない。うーん、エイドで補給食を整理した時に落としたか。

 

まあ仕方ない。

どのみちペース設定は気にしないことにしたし。

コースもしっかり確認して走るようにしよう。

そんな風に思って走ってると。

風が吹いてきて、体感気温が下がってきた。

これは、ひと雨きそうな感じ。

 

なんて思ってると。

雨が降り出し雷も遠くでなり始めた。

けっこう本降りで、このまま振り続けたら嫌だなとは思ったけど。

日中の暑さよりもマシだと言い聞かせる。

雨そのものが嫌というより。

足の裏がふやけてマメになったり、雨で路面が滑りやすくなったり路面状況が把握しにくくなるのが嫌だ。

 

しかしまあ、この辺はみんな一緒な訳で。

自分の頭上だけに雨雲がある訳じゃない。

みんな大変な中でも前に進んでいるんだと言い聞かせる。

 

ただ心配なのは。

スマホの画面が濡れてしまって操作できないこと。

チェックポイントのタイム申告ができないと面倒だな。

 

このあたりは記憶があやふやなんですが。

会津若松駅のあたりでは雨があがりつつあったのかな。

暗闇の田舎道から会津若松市街に入るとほっとしました。

 

【CP9~CP10(背炙山レストハウス_198.6)まで:31時間32分】

 

会津若松駅はエイドなしのCPなので、タイム申告して先に進む。

 

 

相変わらずの5位だけど、後続の女子に抜かれるのは間違いないな。

ここからラスボス的な背炙山と、そのあとの50kmが手強いのは、初参加ではありますが想定済。

 

まずは背炙山手前のセブンイレブンで補給を目標に。

会津若松駅からしばらくの間は信号にやたらめったら引っかかるので。

そのたびにストレッチして足をほぐしながら前に進む。

このあたりで雨が降っていたのかやんでいたのか記憶にないけど。

走るだけならゆっくりでも走れていた気がする。

 

「走るだけなら走れる」というのは自分にとってすごく重要で。

つまり。距離相応には疲労しているけど。

・胃腸トラブルじゃない

・足の痛みはロキソニンで回避

・睡魔もまだ大丈夫

ってな感じ。

 

でも、コレが非常に大事で。

距離相応に疲労している中でも、疲労に応じて走れているってのが自分にとってすごく大事。

もちろん「距離を走ったけど、それ以上に走れている」

ってのがベストだけど。

そんなのなかなかない。

 

たいてい、今回の序盤のように「対して走ってないのに走れない」っていう方向にズレる。

なので、今の状態をなんとか少しでも長くキープしたい。

背炙山も、無理せず歩いて登って、そのあとの50kmに備えよう。

と、背炙山手前のセブンイレブンに入って補給。

 

背炙山レストハウスまでは10kmないけど。

自分は全歩きの予定なので、2時間はかかる。

しっかりと補給していこう。

ここのセブンイレブン、今回のふくしまジャーニーランの参加者はかなりの確率でよるに違いない。

かなり売り上げ伸びるよなあとか品切れになったりしないかなあとか心配したり。

 

セブン補給後、背炙山へ。

走らずに歩くと決めているからラクなもんです。

時間ばかりかかることが難点ですが。

10kmで終わると言い聞かせる。

 

事前にクマ情報とかありましたが。

自分はクマに対してあまり恐怖心がない。

というかクマに襲われるリスクよりも、もっと世の中には怖いことがたくさんあると思うと。

クマにビビってもしょうがないかなとか思う感じ。

クマよりも交通事故のリスクのほうが高いし。

アウトドアだったらクマよりもスズメバチのほうが怖い。

背炙山の夜道でクマに襲われるよりも、たぶん新宿や渋谷の繁華街で事件に巻き込まれる確率のほうが高い。

ってな感じで、自分の「クマに対する恐怖」ってのはあまりない。

そりゃ目の前にクマが出たら怖いですけど。

クマがいつ出てくかなんて分からないから、怖がるエネルギーがもったいないと思ったりする訳です。

なので、クマが出てきたら人一倍ビビるかもしれんが、クマが出てくるまでは怖がらないということです。

 

そんな感じで、夜道の背炙山を淡々と歩いていると。

後方にヘッドライトが。

しかも、すごい勢いで近づいてくる。

走ってるのか。

すごいな背炙山をしっかり走って登っちゃうのか。

と思っているうちにあっという間に追いつかれて。

追い上げてきたのは女子の方で。

しっかり走れるなら、そのまま先行しちゃうのかと思ったら。

「クマ怖くて必死で走りました」

とのこと。

 

自分は全歩きですよとお伝えしたのですが。

クマ対策で、そこから背炙山をご一緒しました。

 

しかし。

歩くと決めていたけど。

やっぱり歩くといつまでたっても進まない感はある。

でも、この先の50kmのために体力温存。

と決めたので、背炙山レストハウスのエイドまで歩きとおし。

 

なんだかご一緒した女子の方には申し訳なかったり。

そんなんでようやく背炙山レストハウスへ。

ふう。これで約200km!

 

【CP10~CP11(舟津公園=220.5km)まで:35時間42分】

 

女子の方と一緒にタイム申告して。

おお、同着4位。

※今回の最高順位はこのタイミング

 

びっくりだ。

女子の1位だった方が会津若松駅でリタイヤしている。

自分的にはこのままいけば5位でゴールできそうな感じだ。

ますます守りの走りでゴールを確実にしないとな。

ご飯ものは今までオニギリやずんだおはぎ、いなりずしをいただいてましたが。

ここではカレーをいただく。

相変わらずフルーツもいただいて、ラスト50kmに備えて補給。

 

 

もっと食べていきなよといろいろ進められるので、ちょっとづつさらにいただく。

 

 

 

毎度ながらスタッフの皆さんには感謝です。

長時間の対応でも笑顔で送り出してくれる。

参加している選手としては感謝しかないです。

 

ありがとうございますいってきますと挨拶して。

とりあえずクマ対策要員として女子の方と二人で背炙山を下り始めます。

 

間違ってました。

クルマで試走した時はすぐに下りだと思ったのですが。

登りも残ってました。こういうのはメゲる。

 

そのあとはしばらく下り。

ほんとに脚が終わると下りでも走れないけど。

※下りのほうが走れなくなる時もあるし。

今日はまだ走れる。大丈夫だ

※ロキソニン効果。

 

下り終わって。

R294との交差点を右折。

自分的にちょっと走れるようになったので。

クマ対策要員は大丈夫とのことで、先に進ませてもらいました。

 

が。

しかし。

単調な平坦ロードを走り始めたら。

睡魔の波状攻撃がいきなりやってきた。

確かに、今回は、夕方から雨だったり、登りだったり下りだったりでけっこう気を使って進んできた。

平坦ロードになって緊張がゆるんで睡魔がやってきたか。。

 

自分でも蛇行してるのが分かる。

ときおりクルマも通過するし、道の両脇には側溝もある。

危ないのは自覚してるけど、睡魔がどうしようもない。

 

すると。

先ほどの女子がしっかりと走ってきて。

「大丈夫ですか??」

とのことで

「眠いのでゆっくり歩いていきます」

と先行してもらう。

 

いまから思えば。

安全なところで仮眠しても良かったし。

なんて言っても持参していたカフェインの錠剤を摂取するという判断もできてなかった。

 

ちょっと前まで普通に走れていたのに、いきなりダウンしちゃうのも超ウルトラの怖さだなと今になって思う。

 

しばらくフラフラ歩いていてなんとか睡魔をやりすごす。

次回からは、フラフラするくらい眠くなる前にカフェインを摂る。

ほんとに眠くなったら仮眠する。

と最初からしっかり決め打ちしておこう。

と反省。

 

田舎道を睡魔と格闘しながら歩く。

※走ると側溝に落ちちゃいそうで不安で歩きとおした。

 

湖南町を通過してちょっとした峠を通過して。

下りになってようやく睡魔は遠のいて。

いやあキツかった。

 

ほんとは猪苗代湖が見えるはずなんですが。

暗闇で全然分からない(苦笑)。

そこからなんとかラストのエイドCP11舟津公園へ。

 

【CP11~ゴール(まねきの湯251.3km)まで:41時間36分】

CP11舟津公園で220Kmくらい。

ラスト30km、完走はほぼ間違いない。睡魔はずいぶんまぎれてきたけど。

事故や転倒には気を付けよう。

序盤の不調やら睡魔やらあったけど。

なんて言っても、胃腸トラブルは今のところ大丈夫なのが嬉しい。

エイドでも、今までしっかりと補給できている。

最後のエイドでもいろいろといただく。

 

 

ここまでしっかりエイドで補給できたのはのは、過去最高。

でももって、スポーツエイドジャパンさんのエイドの充実さに感謝感謝です。

 

さあ、あとは郡山市内に向けて下るだけ。

と、思ってたら大間違い。

クルマで試走した時は、まったくノーマークだった三森峠手前のダラダラ登り。

 

いやもうキツくてキツくて峠はどこかとなんど思ったことか。

ニセピークが何度も現れて。

まだかまだかと。

 

今回、きついと思った個所は

・序盤の不調

・背炙山を下ってからの睡魔

・三森峠のダラダラ登り

・郡山市内の夜明け後の日差し

でしたが。

 

三森峠のダラダラ登りは、うまく言えないけど。

房総半島一周280kでも終盤にあったんだけど。

「自分が何をしていて前に進んでいるか分からない状態」

になっていた。

キツくて脳内が思考停止してるのか、

「ジャーニーランに参加していて、いまゴールに向かっている」

というシチュエーションから逸脱しちゃってる思考回路というか。

なんでここにいて、なんで走って(歩いて)いるかの自覚がないまま前に進んでいる感じ。

脳内思考停止のままキツさだけは自覚していて前に進んでいるというか。

 

そんなんで何度かのニセピークを越えて、峠のトンネルに到着した時にようやく意識が戻った感じ。

そこからの下りは惰性で下る。

走れなくはないのが救い。

 

下りの途中で夜明けになり。

夜明けと同時に気温が一気に上昇していく。

「コレはキツいな」

とまず思った。

 

下りきって、東北自動車場を過ぎたら分岐に注意と思ってたけど。

東北自動車道までが長い。

距離的には大したことないのに、疲労した脚と朝から日差しのダブルパンチでなかなか前に進まない。

1km進むのがやたら遠く感じる。

 

ようやく東北自動車道を通過。

その後は久しぶりのコンビニのファミマがあるけど。

水分と補給食には余裕がるので通過。

 

ここからR4との交差点の地下道過ぎて。

駅の西側の交差点を左折すればもうすぐだと言い聞かせる。

ほんの数kmが長い。

日差しがキツい。

 

まだ8時台でこれだけキツいなら。

後続の皆さんや128kmの皆さんはどんだけキツいのかと思ってしまう。

 

それでもゴールがもうすぐだというのが心の支え。

R4号の地下道越えて。

これで左折したら、郡山駅はもうすぐだ。

 

と。思ってたら。

左折する交差点を間違えていた。

しばらく間違いに気が付かず。

「なかなか郡山駅出てこないな」

間違いに気が付いたときは相当凹んだ(苦笑)。

 

気を取り直してUターンして。

あと少しあと少しと言い聞かせて。

ようやく郡山駅。

着いた~。

 

高架下を通過して、まねきの湯に向かう。

最後はしっかり走る。

 

やっと着いた。

スタッフさんや館山代表に出迎えしていただきゴール。

ありがとうございました!

 

 

館山代表やスタッフさん、トップ選手のゴールから最後の完走まで見守ってるのか。スタートからレース終了までの運営、ほんとありがとうございます。

 

 

【ゴール後】

タイムは、40時間36分。

順位は、総合5位/完走51人/出走138人。

最速の想定を36時間30分。

トラブルがあった場合の想定を40時間にしてた。

途中のメンタルやフィジカルの浮き沈みで最速の想定には全然届かなかったけど。

 

自分的には、まずは無事にゴールできて。

最後は出し切れたし、睡魔対策は課題だけど、結果には自己満足です。

 

なんて言っても。胃腸トラブルなく最後まで走りきれたのが嬉しい。

ただ、なぜ胃腸トラブルが起きなかったのか、胃腸トラブルが起きるときは何が悪いのかというのは、自分でも分からない(苦笑)。

ゴール後、お風呂で汗を流して、適当なおつまみでビール飲んで。

いやあ幸せ。ゴール後に風呂入って、ビール飲める。

胃腸トラブルなくゴールできたのはほんと嬉しい。

※次回も再現できるかどうか不明

 

そんなんで自己満足ののち、休憩所で仮眠。

これまた幸せ。

 

ひと眠りして、後続のお知り合いさんのゴールを待つ。

朝イチでも日差しが強かったけど。

さらに気温が上がっている。

 

そんな中、250kや128kの皆さんがゴールしてくる。

ほんとお疲れ様です。

その選手一人一人を迎え入れている館山代表やスタッフの皆さん、ほんとありがとうございます。

皆さんのゴールシーン見ていて、ほんとジャーニーランはドラマだよなあと思った次第。

 

ゴール後は。

「ふくしまジャーニーラン、完走できたから、お腹いっぱい」

「想定以上にキツくて2回目はなし」

って、思っていて。

次回のエントリーは全く考えられませんでしたが。

こうやってレポ書いていたら、来年も出ようかなあと思ってしまうのがジャーニーランの怖さ(苦笑)。

 

ということで。

ようやくレポもゴールまでたどり着きましたが。

次回に続く。