そう、壮絶な、23年間のステロイドのリバウンドです。
ステロイドを絶って、1週間ぐらいたってから、あらゆる症状が現れました。
とにかく、尋常じゃないくらい、かゆいのです。
そして、少し掻いただけで、リンパ液がだらだらと猛烈に出るのです。
(リンパ液が出ることは、症状としては良いことです。何故かというと、免疫が激しく戦うときに、リンパ液というのは吹き出すので、悪いものをしっかり出してくれており、出れば出るほど、かゆみは減りやすくなるのです)
掻いていくことにより、皮膚は徐々に何ヵ月もかけて強くなっていくのですが、その過程は、経験上以下の通りです。
リンパ液、出血、皮膚の傷全てが強い
↓
リンパ液が徐々に減る
↓
血、皮膚の傷は強い
↓
掻いても血が出にくい
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皮膚の傷だけが強い
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掻いても傷がつきにくい、アカとして剥ける
最終段階まで行くと、掻くことが本当に楽しくなってきますが、
最初のリンパ液も血も皮膚の傷も強い段階では、掻いている時は気持ち良いですが、その後が地獄でした。
とにかく、時期が冬だったこともあり、掻いた後の傷が半端なくいたいのです。
風呂場で掻いて、漢方の保湿をしても、布団の中にこもらないと、痛くて気が狂いそうでした。
風呂場で掻いた後は、皮膚が回復するのをひたすらに待ちます。
これは、食事のたんぱく質の量が多かったり、その日の気温が高かったり、運動量が多かったりすると、皮膚の治りは早いです。
我ながら振り返って、本当によくあの時期を乗り越えたな、と本当に本当に思います。一瞬自殺がよぎったのは、あとにも先にもあの時だけでしょう。
脱ステの症状は、多岐に渡ります。
特にあとしんどかったのは、猛烈な猛烈な体のだるさです。
これは、経験しないと分からないでしょうが、常に体が猛烈に疲れているんです。
(身体中の皮膚を必死に治そうとしたり、身体中が炎症状態なので、それだけで全身が多大なエネルギーを使っているのです。これは、アトピー症状が減るにつれて治っていくことは僕の体の実験でも確認できております)
ご飯を食べるだけで、もうしんどくて倒れそうでした。
自宅の階段を登るだけで足がつってました。
まさに、寝たきりに近い状態でしたね。
見た目も、脱ステ直後が一番ひどかったです。
あの頃の僕には見た目がひどくなったことは、本当に耐えられなかった。
もちろん事情を知らない友人、クラスの人たち、先生方は、明らかにこいつ大丈夫か!?と、いう目で見ていました。
友人に説明しても、ステロイドの害は体験したものにしかなかなか分からず、ほぼ誰からも理解はされないものでした。
よくあれだけの中で、ステロイドは間違っていると、己一人の覚悟でよく頑張れたな、と、改めて思います。
本当に何故か治るという確信だけはあったのです。
体のどこもかしこも血とリンパ液が吹き出ていて、それが服や下着に張りつくんですね。
これがまた猛烈に痛い。
さらに、僕は理学療法士という国家試験の勉強が半年後に迫っていた。
もう、気が狂いそうでした。
続く