当院には、化粧品が色々と合わない顔の痒み、目の周りやまつ毛周辺の痒み、頭皮の慢性的な痒み、塗り薬を塗っても塗っても治らない手荒れ、アクセサリーや時計で痒くなる、、、
などなど、「かぶれ」を疑うような症状の患者様が多くいらっしゃいます。
そして、院長の私自身も結構ひどい金属アレルギー。
20年以上前にピアスを開けたことがきっかけで、発症しました。
接触アレルギーというのは、接触していきなり、は発症しないのですね。まずは感作(=血球の中の免疫担当細胞が金属を有害なアレルゲンと認識してしまう)というプロセスが発症には必要です。
金属アレルギーをお持ちの方の中には、私と同様にピアスを開けることでアクセサリー中に含まれるニッケルやコバルトなどの金属に感作されてしまい、その後も接触を繰り返すことでかぶれやただれを起こすようになってしまいます。
私は、ほんの数分接触しただけでも、その部分あるいは、それよりも少し広めの範囲に数日間続く痒みが起こってしまい、夏などは汗をかきやすく、金属が汗でイオン化しやすくなるため症状が激しく出やすくなります。
こんな風にアクセサリーのメッキ成分のニッケルやコバルトが接触したところだけ痒くなる、というわかりやすい症状なら、それを避ければ良いので、特に検査をするまでもないのですが、問題は、一見金属の関与がわからないようなアレルギー症状の場合です。
歯科金属アレルギーによる皮膚病や、化粧品・衣料品などに含まれる見えない金属によるアレルギー性皮膚炎を疑う場合は、原因物質がはっきりしないので、犯人探しをする必要があります。
(ニッケルやコバルトは塗料や内服薬、化粧品、ステンレスにも含まれています。クロムは革製品に含まれております。)
そこで、登場するのが「パッチテスト」・・・何にかぶれているのかを調べる検査です
当院では、以前から様々な物質によるパッチテストを実施しておりますが、この度、歯科金属を含めた「金属パッチテスト」が当院でも行えるようになりました。
(これまでは、多種類の金属パッチテストが必要な患者様は近隣の総合病院などにご紹介しておりました)
さて、そもそもパッチテスト、って具体的にどんな検査なの?
直接パッチテストをご希望でお越しになる患者様で、検査の詳細を知ると検査そのものが難しい、となってしまう患者様も時にいらっしゃいますので、具体的な方法について、ご説明しますね
簡単に申し上げると、怪しまれる物質の成分(試薬)を、背中や腕の内側などに丸2日間密閉して貼り付けて、その部分が赤くなったり湿疹反応が出るかどうかを2日間に渡って判定する検査です。(クローズドパッチテスト)
(これに対し、オープンパッチテスト やROAT:Repeated Open Application Test と呼ばれる変法も疑われる物質によって行っております)
つまり、貼付する日(1日目)・1回目の判定(48時間後)・2回目の判定(72時間後)のご来院が必要です。
また、試薬を貼り付けている場所は、貼り付けている絆創膏がずれてしまうと判定が難しくなるため、2回目の判定が終了するまでは3日間入浴の制限があります(貼付部位を濡らさないよう気を付けていただく)。
ですので、なかなか夏の暑い時期は検査そのものが難しいこともありまして、秋冬以降に行うことが多いですね。
検査できる項目は、スクリニーングとして、日本人が近年かぶれることが多いとされている物質を集めた検査キット(佐藤製薬 パッチテストパネル®︎(S))を用いることが多いです。
パッチテストパネル®︎(S) には、24種類のジャパニーズスタンダードアレルゲン(近年の調査で日本人がかぶれを起こしやすい物質をまとめたシリーズ)が含まれております。何にかぶれているかわからない、という方の接触アレルゲン(かぶれを起こす物質)検索のため使用します。
また、必ずしもパッチテストパネルの中に、原因物質が含まれているとは限りません。
お使いの化粧品や洗浄剤などによるかぶれが疑われる場合は、微量をご持参いただき、試薬を当院で調整して検査させていただく場合もございます(5種類まで)。(※この場合は貼付する検査予定日より前、診療時間内に予め持参品を持ってきていただく必要がございます。)
判定は48時間後・72時間後共にとても重要ですので、必ず両日診察にお越しいただく必要がございます。
また、検査は原則ご予約制となっておりますので、まずは診察にお越しくださいませ。
その際に検査の必要性を判断させて頂き、検査日程を組むことになります。
基本的には、当院では以下の3パターンの日程で検査を行うことが可能です。※原則予約制: まずは診察にお越しいただき、検査日程を決めますので、当日の検査は行っておりません。
① 月曜(貼付)・水曜(1回目判定)・木曜午前(2回目判定)
② 火曜(貼付)・木曜午前(1回目判定)・金曜(2回目判定)
③ 土曜午前(貼付)・月曜(1回目判定)・火曜(2回目判定)
今回、当院で施行可能となった「金属パッチテスト」で検査できる金属は以下の15種類となります。
(ニッケル・コバルト・金・クロムにつきましては上述のパッチテストパネルでも対応可能です。)
・塩化アルミニウム2%
・塩化コバルト2%
・塩化第二スズ1%
・塩化第二鉄2%
・塩化白金酸0.5%
・塩化パラジウム1%
・塩化マンガン2%
・三塩化インジウム1%
・四塩化イリジウム1%
・臭化銀2%
・重クロム酸カリウム0.5%
・硫酸ニッケル5%
・塩化亜鉛2%
・塩化金酸0.2%
・硫酸銅1%
歯科金属によるアレルギーの検査も可能です(掌蹠膿疱症や汗疱性湿疹など)。
パッチテストは保険適用の検査となります。
スクリーニング用のパッチテストパネルを使用の場合、3割負担の方で約6000円、金属パッチテストの場合、1000円前後の検査費用が発生します。(診察代・処方箋代は別途)
金属を含め、何かの物質や製剤によるかぶれ、が疑わしい方は、まずは診察にお越しくださいませ
【美容カウンセリングご予約不要・受付時間:平日(月・火・水・金)9時〜11時30分/14時〜16時まで】
カウンセリング料(お悩み毎に)2500円+税
当院では、ご来院いただく全ての患者様へ、検温と、2週間以内のヘルスチェック・往来歴の確認を行っております。
下記に該当する患者様は、急を要する皮膚症状以外は、なるべく、下記の該当期間がすぎてからの受診にご協力いただけますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
● 2週間以内に発熱があった方(37度以上)・発熱がなくても風邪症状があった方
● 2週間以内に県外との往来があった患者様(尚、東京・東京近郊・大阪からお越し頂いた患者様)
● 海外渡航歴のある方は帰国後3週間以上経過してからの受診をお願い致します。
● コロナウイルス 感染が疑われる方・または濃厚接触者として経過観察中に当たる方
その他、感染拡大防止対策として
● 待合室では手指消毒・マスク着用の上お待ちくださいませ。(マスクは着用必須とさせて頂いております。お忘れの方は50円税抜 でお渡し可能ですがなるべくお忘れのないようご持参くださいませ。)
● できるだけWEB順番受付をご利用ください。(待合室混雑回避のため)お車でこられた場合はクリニック裏の駐車場(無料4台)でお待ちいただくことも可能です。ご希望の方は受付時にお申し出ください。
●付き添いの方・保護者の方の待合室・診察室への入室は、原則1名まででお願い致します。
【美容カウンセリングご予約不要・受付時間:平日(月・火・水・金)9時〜11時30分/14時〜16時まで】
カウンセリング料(お悩み毎に)2500円+税
11月診療予定の変更について
特になし
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