今回は育児でもなく、宣伝でもなく、評論家ぶりたいと思います。
世の中でよく言われている事、お客様からもよく聞かれる事、
「美容室ってすごく多くて大変でしょ?」「駅に行くまで何件美容室あるのかしら・・・」
あとよく美容業界で散々言われている殺し文句(笑)
「美容室はコンビニより数が多い、さらに信号機よりも数が多い」
2万回くらい聞きました、、、
確かに私のサロンの周りも美容室一杯あります、
なんなら店の窓から2件くらい他店様見えます
しかし、僕からすれば実は「ん~まぁそうですけど・・・別に気にしません」って感です。
少し掘り下げてみます
まず、首都圏の美容室はほとんどのサロンが実は人手不足に悩んでおります!
「えっ?これだけ美容室あるのに?」という感じですよね。
意外にもお客様の数に対して従業員が足りておりません。
そうなんです、世の中の人手不足、美容室も例外ではないのです。
厚生労働省の衛生行政報告によると、
人口10万人あたりの美容室の数、多い都道府県は
1位秋田県
2位徳島県
3位山形県
へ~結構意外・・・
ここからビックリ、
では人口10万人あたりの美容室の数、
少ない都道府県は・・・・
1位神奈川県
2位千葉県
3位埼玉県
東京都は5位
なんと首都圏これだけたくさんあるように見える美容室、
全国的に見ると秋田県は神奈川県の3倍近く美容室が存在しています。
おそらく秋田県のサロンはほとんどが1人経営されているとは思いますが
それでも3倍です。
現に皆様も郊外型サロンで赤字倒産のお店はあまり見た事がないと思います、もちろんゼロでは無いですが・・・
(銀座、青山等の都市型サロンは別です)
美容室の需要はまだまだあるんです。
なぜなら美容室は美容師1人あたりでこなせるお客様の数にかなり限度がある、
典型的な労働集約型産業です(簡単に言うと生産効率の低い産業)。
また、美容室はサロンコンセプトによってターゲット層が全く異なります。
例えば千円カットがお好きな方は私達のお店は全く眼中に無いでしょう、
その逆もしかりです。
しかし例えば飲食店であれば中華、焼肉屋、イタリアン、寿司屋、カフェ・・・・・・
となりますが美容室はどれだけコンセプトがあり、顧客ターゲットがバラバラでも
「美容室」と安易に一括りにされやすい性質も店舗が多く感じる原因かと思います。
僕は美容室も隙間産業だと思っています。
他店様と同じようなコンセプト、価格帯、サービスをすれば
当然のように過酷なダンピング合戦、
熾烈なレッドオーシャンに身を投じるのは自明です
しかし地域においてしっかりと自店のコンセプトを持ち、
ターゲットを絞り、ブレない経営で唯一無二のサロンを造り出せば
目の前にはブルーオーシャンが広がります
つまりマックの隣にマックをつくればお客様は半分こになりますが
マックの隣に寿司屋が出来てもお客様の取り合いにはならないし、
「この辺は飲食店ばっかりで大変そうねー」とはならないと思います
これが世の中に広がる様々な情報、脅し文句
「美容室多すぎで大丈夫ですか?」
の問に対する現時点での僕なりの答えです。
もちろん時代は変化するので本当に供給過多の時代が来るかもしれません、
その時の対応力を今から準備し鍛えておきます。
その前にお店無かったりして・・・(笑)
数ある情報から自分なりの分析と情報の裏にある真実を探す。
池上彰さんの本で昔勉強しました(笑)(笑)
「美容室多すぎで大丈夫ですか?」は本当によく言われる事なので、
これからも言われると思いますが一応僕の考察を書いてみました。
[いや違うし」とか「知ったかぶんなよ」とか「超適当」とか、
色々ご意見もあるかと思いますが
今回はどうしても評論家ぶりたかったんでつまらない文章をお許しくださいませ
Rock paper scissors 桂葵