今回の記事は色々な制作物でお世話になっています岐阜県は各務原市の自動車修理工場【オートライフさん】のご紹介記事第2弾です。
オートライフさんの所在地等は過去記事がありますので、そちらの記事、またはHPをご覧頂ければと思います。
今回は画像がメインで、数が多いため少々長~~い記事になります
【コルベットC2のレストア】
オートライフの前川社長は私と同年代、同じように10代からクルマと密接な時代を送っていました。20代の頃にコルベットC2を手に入れ、自分の手で時間をかけて走る状態に仕上げ、数年間乗った後に30年ほど保管していました。そして昨年末から忙しい時間の合間にコツコツとレストアを始めたというワケです。パーツを入手したり、資料を集めたりとレストアは長い目でかからないと心労になってしまうと思いますので、ジックリと進めて頂きたいと思います。
そういうことでこのレストアリポートも長い目で構えています
★★★★★★
オートライフさんは保険会社各社の指定工場になっており、前川社長は現在「JA共済自動車指定工場協力会」(JARIC)の全国会役員と岐阜県本部の会長を務めています。★★★★★★
ではスタートです
ベース車輌
シボレーコルベット
スティングレイC2
ボディをシャシーから外します。
既にエンジンとミッションは降ろしてあります。
シャシーからパーツを全て外し、状態をチェックします。
ブッシュやシールは交換します。
ドンガラ状態になったシャシー。
保存状態が良く、腐食はなかったようです。
(^^)
シャシーをフレーム修正機に乗せ測定、歪みを修整します。今回は左後部に修整がありましたが、歪みは見られませんでした
分解したついでに主要部分も入念にチェックします。
オイル漏れやクラックなどもチェックします。
今回のレストアはミッションをMTからATに変更するためマウント部分などを若干加工します。寸法は仕様書の数値に基づき正確に合わせます。
取り外したパーツ類は紛失、破損がないようにまとめておきます。
パーツ類はサンドブラスト処理(塗装、錆などを落とす)し、防錆処理を施します。
シャシーも同じ処理をします。
パーツ類をシャシー用防錆塗料で丁寧に塗装します。
シャシーも塗装します。
消耗品を新品に交換し、シャシーにパーツ類を取り付けます。
風雨の当たらない場所に一旦保管します。
エンジン、ミッション部分、V8エンジンはいかにも頑丈に見えます。
ボディ底面
ボディ底面の古いアンダーコートを剥離剤で剥がします。
この調子で完成に向けてボチボチと進められていく予定です
【コルベット スティングレイC2】
コルベット スティングレイC2は1963y~1967yに先代のC1に続いて生産されました。C1のフィフティーズなイメージから一新し、スポーティー志向へと転換され、各部が走りに適した仕様となりました。
エンジンラインナップはスモールブロックが5.4リッター、ビッグブロックが6.5リッターと7.0リッターとなります。
1967年には伝説のL88(427cu.in)ビックブロック・総アルミエンジが登場しました。しかしこの500馬力以上のパワーを発するL88エンジンは、オクタン価103以上のガソリンを必要としていましたので、日本で走らせるにはちょっと困難だったと思います。
他に大きな特徴として伝統の横置きリーフスプリングもこのC2から採用されました。
横置きリーフはバネ下重量を「0」近くに抑えるための策とのことです。
バネ下重量とは・・・
これは車の下回りを構成するパーツの重量を示しますが、この部分が軽くなると全体の重量が軽くなるという説があり、更に軽量による慣性力の減少によってスタート、ストップ時のエネルギーを少なくすることが可能となる・・・ということらしいです(◎◎)
人間で言えば、軽いクツを履けば軽快に歩けるということでしょうか☆
そういうことで今回はここまでです◎
ご覧頂きまして、ありがとうございました
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