クルマのイラスト|くーぺ

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トヨペットコロナ2000GT(RT122)のイラスト







キャッチコピー『羊の皮を被った狼』の文字





今回のイラストは、昭和53年排ガス規制への対策で、それまで速さを誇っていた日本のGTたちが余儀なくパワーダウンされ、骨抜きにされたなか、4気筒DOHC・2000ccで145馬力という18R-Gエンジンを有していたトヨタ自動車が、触媒方式『TTC-C』(トヨタトータルクリーンシステム)と、触媒専用のソレックス製ツインチョークキャブレターを持って、排ガス規制をクリアした高出力エンジン『18R-GU』(130ps)を搭載した4ドアセダン『コロナ2000GT』(RT122/1978年式最終型)のデフォルメ画です。





このRT122最終型は、私が20歳の頃(1980年頃)に、先輩が所有していて、レーシングフォージ、アドバンタイヤのセット、ノンスリを入れてクルクル回ったり、かっ飛んでいる姿を見ていたので、好きな車種の1台なんですが、当時は『ブタコロ』などと呼ぶ人もいて、あまり人気は無かった記憶があります。

そう言えば、このタイプのコロナのスタンダード以下のグレードは、観光地などの小型タクシーに多く使用されていた記憶があります。


一方、コロナRT122と同じ時期に『3代目コロナマークⅡ』(C‐MX30系)が登場しましたが、そちらも『ブタ目』などと呼ばれているようですが、当時私の回りではそのように呼んでいた記憶がありません。

もっとも、3代目マークⅡはそれまでのコロナとはコンセプトが異なり、高級志向に転向したモデルで、2600ccエンジン搭載のグレード「グランデ」がありましたが、ちょっと地味な上にスポーツモデルが存在しなかったため、一部のグラチャン族を除き、若者にはあまりウケなかったように思います。






トヨペットコロナ2000GT(5台目・最終型・ベージュ・4ドアセダン・スチール加工ホイール・ローダウン仕様)のデフォルメタッチのイラスト









このコロナが登場した昭和50年代初頭の日本の自動車業界は、低公害対策のための、米国のマスキー法に続き、昭和50年代前半に度重なった排ガス規制法をクリアするために、多大な開発労力を強いられており、その結果、昭和40年代中頃から各メーカーが早さを追求したGTやスポーツカーの大半がパワーダウンを強いられ、姿を消すなど、自動車業界全体にそれまでの勢いや華やかさが失せていた時代でした。

そんな中にあって、トヨタ自動車は昭和40年代中頃にR型エンジンを改良し、DOHC化した『18R-G』(145ps)というハイパワーエンジンを更に改良し、1977年6月に、触媒方式と、ソレックス製の専用キャブレターを組合わせた『18R-GU』(130ps)エンジンを完成させ、エンジンパワー維持の大きな壁であった昭和53年排ガス規制をクリアしました。





余談ですが、私は19歳の頃(1980年/昭和55年)の春に、1977年式(昭和52年)の2代目カリーナの1600GT(TA40/2TG-EUエンジン)を所有しましたが、前述の先輩がコロナ2000GTから86レビンに乗り換えるということで、履いていたレーシングフォージとアドバンタイヤのセットを譲り受けました。

18R-GEUエンジン(GはDOHC、EはEFI(電子制御式燃料噴射装置、Uは触媒方式を指します。)は、1978年9月にモデルチェンジされた6代目コロナ2000GTに搭載されていましたが、2T-GEUエンジンは、昭和51年排ガス規制適応(110ps)と昭和53年排ガス規制適応(115ps)の2種のエンジンが存在し、私のカリーナ1600GTは、前者のエンジンが搭載されていました。












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