コロナネタ若干と三島由紀夫VS東大全共闘から感じたこと。 | カルラのたわごと

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~ちょこっとスピかな~

こんばんは、春希です。

 

まあ、色々と大変ですね・・・・。

 

ブログ書きかけて中断してました。

コロナネタ書こうと思いましたがみなさん書いてるからまあええかと。

さらっと書くと仕事に関しては私はテレワークは業務上出来ないので、普通に出勤しています。マスクと手洗いで防備はしてますよ。

あと、マスクしてない人には近づかず、ストレス軽減と免疫落とさない

ように適度な運動も三密さけてやってます(*^-^*)

 

コロナに関しては色々と意見ありますが、あまり報道番組ばっかり

見ない方がいいかも・・・・。同じニュースを各局がしているので朝の

ニュースをどこかで見て、他は視ない方がいいです。ネガティブに

なってしまうかと、私は感じます。

 

困った事は色々とありますがショックなのはイベントが何個かぶっ

飛んでしまったことです(T_T)

特に、お友達が主宰のイベントは随分頑張ってられたのでショック

です。7月にスライドしましたので盛り上げていきたいです。

 

病気平癒の御利益ある「角大師」のお札です。

比叡山座主であられた元三大師が疫病封じに鬼神を自分に取り憑かせてその姿を弟子に描かせてお札をつくり祈祷をかけて各家に配った

そうで不思議とそのお札を貼る家からは疫病が出なかったそうで。

 

最近出ている訳わからん・・・・のは御利益あるのかな。

私はちょっと・・・・・です。(言っちゃった) なんとなくですが。

 

ちょっとちがう話題を。

3月に「三島由紀夫vs東大全共闘」という映画を観にいきましたので

それにまつわる事を。

三島由紀夫が自決する一年前に東大駒場キャンパスにて全共闘の

学生1000人と論争を広げたドキュメンタリーです。

当時の討論会に出席した全共闘のメンバーや三島さんが創立した

「楯の会」のメンバー、親交があった記者や瀬戸内寂聴さんなどの

インタビューも含まれていました。

 

内容に関しては思想や哲学的な事もあるのでわかりづらい所もあり

ましたが、対立している者同士の対話なので緊迫した感じや、怒号

が飛び合うような感じかと思えば、お互い厳しい意見も言いつつ紳士的に時には笑いもある討論会でした。

三島さんはその年の安田講堂事件などを起こした学生の中に護衛も全部断って単身で乗り込まれました。楯の会のメンバーは三島さんに

何かあってはと自主的に前面の位置を確保していましたが。

 

全共闘側では学生結婚をして生まれた自分の赤ちゃんを抱っこしながら参加した全共闘一の「論客」とよばれた芥正彦氏がおられます。

芥正彦氏は現在は劇団を主宰され、劇作家としても活躍されています。

話は国籍とかいうしばりに捕らわれず自由を目指して突き抜けたいと言う芥氏と、作品が世界的な評価を受けても日本人というアイデンティーを持ちながらその枠の中で死んでいきたいという三島由紀夫。

二人とも思想的には真反対の事を言ってますが、どちらも自分で作った枠にとらわれているなと思いました(すみません、えらそうで)

三島由紀夫に関しては芥氏が「あなたは日本人としての限界をこえられなくなるけどいいのか」と問い三島は「その限界を超える気はない」

と言います。日本人としての枠から出る事はないということで。

芥氏はその答えに失望したのかしばらくして途中で帰ってしまいます。

芥氏に関しては全共闘以外に劇団活動もし、前衛的なパフォーマンス

をしていきます。当時を知る方が芥氏の事を「とにかくやる事が奇想天外で自由人だった」みたいなことを言ってたような。

芥氏も自由という枠の中に捕らわれている自由人なのかなと感じました。

 

私が考える「自由」というのは敬愛するブルースシンガーのジャニス・

ジョプリンの曲で「Me and bobby Mc gee」という曲がありその中で

「自由とは失うものが何ひとつないという事」という歌詞があります。

家族、社会的地位、友達、愛するもの、嗜好、アイデンティティ、思想などをすべて放棄して本当の自由があるかと。

当然、人間としてこんな生活するのは無理でギリギリで折り合いつけてみんな生きているのかと。

本当に自由になろうとしたら、死ぬことしかないのかなと思いました。

しがらみから離れたくて死んで、あの世があるのなら自我が残ってるんでこんなはずじゃないみたいな人が地縛霊となって出てくるのかも(笑)

 

芥さんは三島由紀夫の最後をどう思うかときかれると「そりゃ、よかったでしょ。自分が望んだとおりにできたのだから」と言われていました。

討論の時に三島さんが死に向かっているのが垣間見えたのかもしれ

ませんね。

 

楯の会の方は最後についてはやはり辛そうに語ってました。

今でも、三島由紀夫と共に亡くなられた森田必勝さんの命日にはメンバーが集まって追悼式をされているみたいです。

 

三島由紀夫の作品を読みだした時はとっくに亡くなられていたので、リアルな三島由紀夫を見る事はできませんでしたが、歳を取ったお爺さんの三島さんも見たかったなあ。

 

何度もだしてますが、三島由紀夫の遺作「豊穣の海」シリーズです。

私は第一巻の禁断の愛を描いた「春の海」が大好きです。

 

最終巻「天人五衰」の最終原稿を渡して市ヶ谷に向かったそうです。

1970年11月25日・・・・今年で50年になります。

 

「豊穣の海」に登場する寺院のモデルになった奈良「円照寺」です。

三島さんも取材で訪れて先代のご住職と対面されたそうです。

観光寺院では無いので拝観はできません。

ワンシーズンだけツアー予約で拝観できます。私もそれで拝観しました。とてもお庭が美しいきれいな佇まいの寺院でした。

 

春希