こんばんは、春希です。
奈良、東大寺二月堂のお水取りもはじまりいよいよ春めいてきましたね。
良い季節なんですが、花粉症もちの私はちょっと辛いです。そろそろくしゃみが出始めました。
さて、3月、4月、5月と「箱庭セラピー」でのイベント出展続きます。
そこで、「箱庭セラピーって何?」って言われる方に少しご説明しますね。
箱庭セラピーの元になる「箱庭療法」は心理療法の一種でイギリス小児科医のローエンフェルト
が世界技法を作り発表し、その後、スイス人のドラ・カルフがユング心理学の基盤として発展さ
せました。
その後、ユング研究所に留学中だった河合隼雄によって日本に紹介されました。
現在は学校の心理相談室、病院などに導入されています。
箱庭療法とは砂の入った箱に玩具を並べて自身の世界を作るという手法です。
出来上がった作品を見てセラピストと対話の中で、自身の内面に向き合い解決策を自分自身
で見つけていくという療法です。特に、言語表現の確立していない子供には向いているといわ
れます。
思わぬ所から、自分自身の心の声をきいたり、セラピストとの対話の中から解決策を見出だしたり
していきます。
それに重要なのは「砂」でこれを触るだけでかなりの癒し効果があるみたいです。それゆえに、
イベントなどでは「箱庭セラピー」というような名称になっていったのでしょうかね。
私がキャッチフレーズでよく使う「心の棚卸しをしませんか?」というのは何か内面的なもの
が障害になって不調が出ているのに原因がよくわからない時とかに、箱庭にアイテムを置い
てみる事でふと、その原因となるものが出てくる事があります。出てくる事で問題の解決に
繋がっていきますよね。
会社や、お家でもそうですが棚卸や物の整理をしている時に、棚やタンスの後ろから物がで
てくる時がありますね。ずっと探していて必要なものとてして置いておくか、処分してしまおうか
の判断をしますよね。どちらにしても、見えた事により心の中に溜まっていたものを一つ取り除
けたという事です。つまりは心の整理整頓に繋がります。
箱庭セラピーのすごい所は砂に触れ、目で玩具を見て、頭で考えて、手に取って置くということ
をクライアント様自身でされるという事です。
もちろん、占いやスビリチュアルカウセリングも素晴らしいのですが、自分自身で問題解決に
取り組んでいくという「箱庭セラピー」もお心の不調の回復には良いかと思われます。
最近はお子様もセッションよくきてくださいます。特に、言葉での表現がまだ確立できていない
子供さまは作られたら付き添いのお母さまでも気づかなかった以外な面が見えたりします。
大人の方は昔の砂遊び感覚で楽しんで作られる方もいますし、砂で癒されたいって感じてられ
る方もいますし、作品としてお作りになる方様々です。中には怖いアイテムを沢山おかれて
お話しして最後は「すっきりした」と笑顔で帰られるお客様もおられます。何かの浄化のお助け
になっているのでしょうね。
よく、「やってみたいけど、変なのできたらどうしよう」とか御心配される方がいますが、御自身
がつくられたものに変なものなどないのでご安心してお気軽にしてくださいませ。
もちろん、砂だけ触りたいとかでも、お客さんおられなければ全然大丈夫ですよ(*^-^*)
スリスリして癒されてくださいませ。
現代社会は目まぐるしく変わって忙しい時代です。スピードに付いて行けず、息を切らして
おられる方が沢山います。
そういう時に、ふと昔した砂遊びでゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
そっとお手伝いします。
ポインコより愛をこめて
はるき

