今日は、たまたま仕事で中途障害者の方に立て続けにお会いしたので、ちょっと思うことを書き留めます。

別に、結論がある話ではないのですが・・・


中途障害の方は一般的に、後天的に障害者になった方とおそらく普通は定義されますが、私は就労支援をしながら、自分の中で下記のような3パターンに分類をしています。

(じゃないと、支援方針が、全く異なるので・・・)


1.事故・病気などで身体的な不自由を伴い、身体障害者になられた方

2.事故・病気により脳に損傷を受け高次脳機能障害になられた方

3.もともと先天的に、軽度知的障害もしくは発達障害などの障害を持っていたが、本人および家族も気づかず、成人期を過ぎてから障害者手帳を取ることになった方


これ以外に、成人期以降に統合失調症、うつ病などにより精神障害になられる方もいらっしゃいますが、今日の話題からは、ちょっとはずしておきます。


1.の分類の方々は、割合と想像つくかと思います。

例えば、糖尿により足の壊疽をおこし、切断→身体障害4級

交通事故により脊髄損傷により身体障害1級などなど


この分野の方は、年齢も経歴もまた障害の度合いもその方によりけりなので、本人がどれだけ今の身体状況を理解し、受容しているかにより支援方針もバラバラです。

ただ、元の仕事からは大きく職種変換を迫られる場合が多くなかなか、受容しにくいことも多い。

また、どんなにご本人が就労を希望されても、就労レベルまで体力や身体の機能が回復しないこともあり、ケースバイケースで細かい支援が必要となります。

ただ、運の良い方は例えば車椅子になっても、長期休暇のあとに元の会社に戻ることができたり、また、運送関係だった方が、金融機関の事務補助として障害者枠で雇用されたりということもあります。


2の分類の方

この方々については、まだ支援を専門的にできる社会資源がかなり不足していると思われます。

基本は、1と同じく病気・事故が原因ですが、特に脳に損傷を受けたことにより、記憶障害・注意障害・感情障害などをおこすことがあります。


この障害のとても難しいところは・・・まず、軽度の場合ご本人もご家族も気づかない。

なんか、事故の後からおこりっぽくなった。でも、身体は元気になったし医者からも完治といわれているということもあります。

家族から見ると、まるで別人のように人格が変わったのに、でも外見からは異常が発見されず治ったとされ、本人も頑張って社会復帰しようとする。

でも、なかなか思うように行かず空回りしていく・・・


また、診断をはっきりしてくれる医療機関が少ない傾向もあるようです。

本人は、はっきりと事故の後、短期記憶に重篤な障害が残っていると認識しているのに、それに対する病名がつかない、診断がおりない、それゆえ障害認定もしてもらえないということがおきます。


さらに、難しいのが、結構働き盛りのサラリーマンの方や大学生の方がある日突然、脳出血や交通事故でこの障害になってしまい、本人のみならず家族全体がどうしてよいかわからないとなることがあります。


今、高次脳機能障害については、支援者の養成や専門の支援機関の設立など、いろいろ動きがあるようですが、私はまだ、この障害になられた方が、理想的に社会復帰したパターンに出会ったことがありません。

東京でも、高次脳機能障害者を専門に支援している機関があり、その支援機関からの推薦で、採用のために面接もしたことがあるのですが・・・

元々、金融機関での事務経験の長い方でしたが、どうしても注意障害があり、どんな仕事も任せることは不可能。

なので、どうしても職域開拓できずに採用できませんでした。


さらに、先日、高次脳機能障害の方を中心とした就労継続B型の施設にも見学に行きましたが、職員さんの口からは、やはり一番困難なのが、本人が障害を受け入れることだとの話がありました。

バリバリの企業戦士の方が、ある朝突然倒れ・・・会社という居場所をなくし家族も途方にくれ、そして障害者施設で日中、木工作業やパン作り作業に取り組むというのは、気持ちの整理がつかない。

とはいえ、例えば短期記憶が失われるので、毎日施設に通所するための道順もわからなくなってしまう。

結局奥さんに付き添いをしてもらって通所する。

以前だったら、こんなことは絶対無かったのにと・・・精神的に落ち込んでもいくとのことでした。


私は、個人的には、今後高次脳機能障害の方の支援者(もしくは生活保護受給者専門の就労支援担当)になりたいなぁと思ってたんですが・・・あ、お腹の中の子に予定変更を言い渡された模様です。


高次脳機能障害の方は、実は誰にでも発症する可能性もあり且つ障害者全体の中でもかなりの割合を占めるのに、なかなか社会復帰をしにくいというところで、今後さらに支援について検討していくべきかと思われます。


そして・・・3の成人期以降に知的もしくは発達障害がわかった方の支援。

これは、私が最近、本当によく支援をしているのですが、書いていると長くなるので、また明日に続きます・・・



高次脳機能障害については私もまだまだ、分からない分野なので、間違えていることがあればご指摘ください。

ただ、確かに数は多いし、使える社会資源は少ないし、当事者の方にとっては対策が急務だなと実感しております。


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