今、企業では従業員の1.8%(H24からは2%)の障害者雇用が義務付けられている。
なかなか、従業員の1.8%の障害者の人を雇用するのは、採用から雇用管理、業務の切り出しなど課題は多く、かなり経営上の大きな企業努力が必要とされている。
そんな中、私は某サービス系企業の人事部で50名前後の障害者(ほとんどが知的障害者と精神障害者)の雇用責任者をしていました。
その後、転職し某外資系金融機関で特例子会社(障害者雇用に特化した子会社)の、立ち上げに係わりました。
その後は、夫の転勤で関西に来たので某行政機関で障害者のみならず、生活保護受給者、若年層未就労者など、就労困難者の就労支援を仕事としています。
こんな経歴で仕事をしてきたので、障害者特に知的障害者の方を「企業で採用する目線」でいろいろ考えることがあります。
よく、「ダウン症の方でも大学を卒業して活躍する方もいる」ということが言われていますが、確かに知的障害者の方で大卒の方は近年かなり増えています。
普通高校から学校推薦で大学にいかれる方、少人数制の大学で学校の支援を受けながら卒業にいたる方、沢山いらっしゃいます。
ただ、「企業で採用する目線」で考えたとき、これは健常者でも同じことなんですが、いまや学歴ではないんですよね。
やはり、人間力に尽きます。
では、どんな障害者を採用したいか・・・私が、いつも採用のとき見ていたのは
①指示を素直に聞く姿勢がある。→指示を他人事でなく自分ごととして捕らえ、実行する力(実行しようとする気持ち)がある
②社会のルールを本人なりに理解し、実践できる
③そして、何より「仕事がしたい」というあふれる欲求をもっている。
上記の3点を満たす方に共通しているのは、とっても一生懸命に両親から育てられた方が多いと思われました。
そのためか、③を確認するときに「会社でもらったお給料をどうしますか?」と聞くと、「大好きなお母さんに○○を買ってあげたい。両親と○○を食べたい」という答えをする方が多く、毎回とっても感動させられました。
そして、今度は、自分がそんな子供を育てる立場になる・・・
どうやったら、今まで会ったあの素敵な方々のように育てることができるのだろうか?と最近考え始めました。
多分、早期療育も大切なんですが、それだけということではないような気がします。
子供の持っている能力、才能を信じて常に前向きにそしてある種の厳しさも兼ね備えて接することなのかなぁ。
ただ、やはりきっとダウン症の子供を育てるコツやら、ふさわしい教育環境はあるんでしょう。
こればかりは、自分が経験したことのない分野。幼少期から、どんなことを重要視して育てると良いのか・・・
いろんなことを調べているうちに、だんだん楽しみになってきました。
夫に言わせると、ちょっと私のやっていることは、仕事の延長で実験的な感じもするというのですが・・・
確かに実験的かもしれない・・・
でも、私は、「赤ちゃんが欲しい」のではなく「子育てがしたい」という欲求がとても高いので、「どうやって育てるか?」という視点になると、俄然やる気になるんですよ。
もちろん、産まれてこなければわからない。
でも、持っている可能性をどうやって引き出すかを考えながら、妊娠生活を楽しみたいと思います。