連載9【長澤松平風聞記】 その9 | 東海愛知新聞『矢作に住んでみました』バックナンバーはコチラ

このシリーズ

 

『長澤松平風聞記』は

 

副題に『仏像記語り』

 

とあるように

 

岩津の地にて、400年の間

 

人々の心の拠り所として

 

信仰を集めていた妙心寺の

 

ご本尊

 

阿弥陀如来立像

 

の中に収められた

 

「仏像記」

 

 

現在は円福寺となった妙心寺境内に残された

 

長澤松平霊廟と、その墓から

 

導き出される歴史を述べたものである

 

その墓が、本当にその人のものなのか

 

その伝承は、本当に正しかったのか

 

寺号替えされた理由は、本当にそうだったのか

 

タイムマシーンでも発明されない限り

 

事実を証明することは限りなく皆無に等しい

 

しかし、

 

大切なことは

 

事実を証明すること以上に

 

なぜ、そのような謂れが残されているのか

 

なぜ、そのような史跡が残されているのか

 

である

 

謂れも、史跡も、墓も、

 

いつだって、誰かがやろうと思えば

 

消滅、または、破壊できたはずである

 

それがなぜ、現代にまで

 

残されてきたのか

 

人の想いは、

 

残るのである

 

 

 

 

 

 

 

 

▶︎行ってみよう❣️長澤松平家霊廟の残る

岡崎市岩津町円福寺はコチラ