正倉院展の時期は
法隆寺の救世観音(ぐぜかんのん)がご開帳されているので
正倉院展から、法隆寺へと
定番の拝観ツアーとなる
救世観音は
夢殿にて長い間秘仏であったが
岡倉天心とフェノロサにより
その扉が開かれた
当時の法隆寺の僧侶たちは
聖徳太子の怨霊を思い
さぞかし肝を潰したことだろう
その造形は異物である
聖徳太子の顔をモデルにしたと
伝わるが
その顔といい、服装といい
ボーズといい、
梅原猛氏いわく
光背が頭を貫いているという
造りといい
全てが異常
『隠された十字架』梅原猛著 ← 読んでから行くのが超おすすめ!
秘仏とは、えてしてこういう異常性の
あるものが多いそうである
その上に押さえつけるように
安置されていたという
行信僧都の木造
どちらも、見るたび表情が変わるので
魂が宿ってるんじゃないかと
思ってしまう
夢殿へ行く途中に拝観できるのが
百済観音(くだらかんのん)である
これも、救世観音に匹敵する
異物
どうみても観音じゃないのである
↑ 法隆寺のおみくじ
下からおみくじを取り出すんだわん♪
めちゃめちゃかわゆくって、癒される〜〜
謂れもわからぬまま
落ち着く場所もなく
長い間、あちこちを彷徨っていたそうである
しかし、現代になり
とてもいい場所に落ち着つくことができた
その場所だけがまるで
教会のような空間である
背の高い百済観音さんには
ピッタリ
行くたびに
怖いよ〜〜〜
怖いよ〜〜〜
といいながら
みたくなってしまう
百済観音
目が合うのも、怖いのよね
異形のものには
目が離せなくなる
魅力がある
要は
どうしてそんな魅力を
必要としたのか、
である
法隆寺の若草伽藍心礎も
確認したかったが見ることができなかった
残念
またいこ
▶︎行ってみよう❣️聖徳太子がモデルと言われる
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