予約した病院に行くまで分の
薬を処方してもらいました

とりあえず出しておきますねと言われた
「抗ウイルス剤」
これを飲んでさらに目眩が酷くなりました

しかし僕は薬のせいではなく
病気が進行していると思っていました

このままだと動けなくなる
動けるうちにやれることはやっておかないと…

ドラッグストアにレトルトのリゾットやゼリー
スーパーに冷凍食品のドリアなど
嚥下食に近い食べ物を買いに行きました

途中二度ほど目眩で倒れるかと思いましたが
なんとか帰宅

ゴールデンウィークは仕事は休みなので
自宅で引き籠りできる準備はできました

そして予約した病院へ行き
色々検査を受けました

僕は脳の方が心配でしたが
その日は検査してもらえず
約一ヶ月にMRI検査を行うと説明されました

朝イチの予約で受診しましたが
今日午後は予定ありますか?と聞かれ
大丈夫ですと答えると
私では判断がつきません
午後から偉い先生が来ますので
その先生に診てもらってくださいと言われ
午後まで待機

そして言われた病名は
ラムゼイハント症候群でした

もしかしたら手術とか入院とかもあると
その前の先生に言われてましたが
その偉いさんの先生は薬物療法で行くと
言ってくださり
失業しなくてすむと思いほっとしました

しかしゴールデンウィーク以外にも
目眩や通院の為に休んでいたので
経済的には苦しくなるのは確定でした

一ヶ月後MRI検査をしましたが問題はなく
僕の顔面麻痺の原因は
子供の頃に罹った水疱瘡ウイルスが原因の
ラムゼイハント症候群であると断定されました

後遺症が残りやすい病気であると説明を受け
一年間薬物療法を行うことになりました

そして薬物療法をしながら
仕事に通っている間
見覚えのない名前の請求書が
N市役所から届きました

何かの間違いだと思い電話をかけました
一ヶ月後、僕が相続人であることは間違いなく
他に相続人は二人いると連絡があり
相続放棄の手続きをすることになりました

しかし他の二人の相続人は
真っ先に相続放棄の手続きを済ませており
僕が相続放棄をしても
不動産管理の責任は
最後の相談人である僕にかかり
その為の専任弁護士を立てなくてはならず
その費用の予想は約60万円と言われました

その場合は相続して不動産を売却するのが
一般的な流れですと
依頼している弁護士さんから説明を受け
一転して相続する方向へ

しかし負債がないかを調査しないと
相続できないので
新たに調査費用を払う事になりました

もし調査して多額の負債が見つかった場合
相続放棄をする事になり
僕は何も悪いことをしていないのに
総額で約80万円出費することになる

泣きっ面に蜂とはこのこと

結構調査に時間がかかりましたが
負債はおそらくないということで
相続手続きを行う事になりました

病気の発症から一年たちましたが
少し麻痺は残っており
もう完治は難しいのかなぁとも思っています
相続の手続きも現在進行形で
少し問題のある不動産なので
少し心配はしています

以上が去年僕に降りかかったお話です

新年度が始まりましたが
良い年にしていきたいです