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やぐらと冠の話

-謎のおじいさんが夢で

教えてくれたこと(後編)

 

 

いつもご覧くださる皆様、

本当にありがとうございます。
  
心から感謝致します。

皆様にとって良い事が
 
たくさんありますように!

今朝あげた夢の話の続きです。

最終結末が精神世界系で、

ぶっとんだものですので、

NGな方は別の記事をご覧ください。

 

 

 

2 冠に関する夢の話

 

 

5年後の2015年の6月ごろのことです。

またあのおじいさんが夢に出てきたのです。

今度は鎌倉ではなく、別の場所でした。

国文学や古書が好きな方は

ご存じかもしれませんが、

東京都千代田区神田神保町に

東京古書会館という建物があります。

 

 

 

ここでは年に何回か

 

「古典籍展観大入札会」

 

などのような

 

古い時代の本などを販売するという

 

催し物があります。

「古典籍展観大入札会」では、

 

鎌倉時代や室町時代の本、

 

絵巻、古地図なども出品されます。

入口で大きな荷物を預ければ、

 

購入しなくても誰でも

 

本を見ることができるのです。

 

無料です。

 

 


私は今までにも

 

何回か行ったことがあります。

 

夢の中で私は、

 

この東京古書会館で秋に開催された

 

「古典籍展観大入札会」に来ています。

 

最初は2階で本を見ていましたが、

 

会館の係の方がやってきて、

 

「すみません。3階でお客様をお呼びの方がいらっしゃるので、

 

3階にお越しください。」という伝言を伝えてきたのです。

 

私は係の男性とともに3階に上がったところ、

 

そこは畳敷の部屋になっています。

 

本来の3階は畳敷の部屋ではないのです。

 

このような感じです。

 

行くと10人くらいの人がいて、

 

1番奥に紫色の訪問着を着た

 

おばあさんが座っていました。

 

私が挨拶をすると、ニコニコと会釈します。


すると左側からおじいさんが

 

写真を持って現れました。

 

この時点で、私は例のおじいさんとこの方が

 

同一人物であるとはわかりません。


おじいさんに挨拶をすると、

 

「よくきたね」と言ってくれました。

 

そしておじいさんはおばあさんに

 

「この写真を見せていいかね」と聞くと、

 

おばあさんは頷きました。


そしておじいさんが見せてくれた写真には、

 

葵祭の写真で馬に乗った随身が写っていました。

 

 

 

私が「葵祭ですね」と言うと、

 

おじいさんは頷いて、

 

「この前は、たけのこをあげられなくてすまなかったね。

 

名前(私の)には⭐︎という字がつくから、

 

今回はこれをあげようと思ってね」

 

と言います。


この段階で、

 

このおじいさんはあの鎌倉にいたおじいさんと

 

同一人物であると思いました。


なぜならたけのこを渡そうとした話が出てきたからです。


おじいさんは私に手のひらを広げるように言い、

 

その上に葵の葉2枚を置き、

 

その上に釵子というお雛様がつける

 

櫛形の冠のようなものを乗せてきたのです。

 

 

 

 

これはとんでもない高価なものであると思った私は、

 

「ありがとうございます。

 

これは高価で大切なものでしょうから、

 

そちらでお持ちになっていた方がよいですよ。

 

お気持ちだけ受け取ります。」

 

と丁重に断りました。


しかし、おじいさんは引き下がりません。

 

「遠慮しなくていいんだよ。

 

これをあげるということに決めていたんだから」と言い、

 

手のひらに乗せたままで、

 

夢が覚めました。


おそらく釵子は何かの象徴であると思いますが、

 

なぜこれを渡されたのかは不明ですね。

 

 

 

そして、この後、

 

衝撃の事件が起こったのでした。

 

結論としては、

 

おじいさんの意図は不明です。

 

また、今度の話は現実世界の話ですので

 

夢ではありません。



3  2015年11月に起こったできごと

 


結局、よくわからないまま、

 

5ヶ月が過ぎたころ、

 

東京古書会館で「古典籍展観大入札会」が

 

行われたので行きました。

 

2階を見た後に3階へ行ったものの、

 

やはり畳敷の部屋はなかったのです。

 

これが夢と現実との違いかと思い、

 

エレベーターに乗って下へ降りたところ、

 

階段の方からやや腰が曲がった

 

おじいさんがスタスタと歩いてきました。

 

夢と現実がごっちゃになっただけでしょうが、

 

その瞬間、なんとなくですが、

 

このおじいさんはこの世の人か?

 

あのおじいさんでないのか?と思いました。


この日の会館は階段が行きのみの通行だったので、

 

上の階から下へ降りるのはエレベーターが主であったからです。

 

係の人が各階の入口と出口にガッチリいるので

 

イレギュラーな行動はできないはずです。


私はエレベーターを降りて、

 

怪しまれるのを覚悟して、

 

おじいさんに話しかけようとしたところ、

 

ものすごい速さでおじいさんは

 

会館の外へ出て行ってしまったのです。

 

というか消えたと言ってもよいレベルでした。


えっと思った時は

 

もう見あたりませんでした。

 

思わず入口にいた係の方に、

 

「すみません。今のおじいさんは...」と聞いたのですが、

 

印象になかったのか見えない存在であったのか、

 

「おじいさんですか?」

 

という歯切れの悪い回答しか返ってきませんでした。

 

もうそれ以上は聞く気になれませんでしたが、

 

何となく係の方にはおじいさんが

 

確認できなかった(見えていなかった)気がします。

 

 

おそらくですが、

 

今の世の人間ではないと仮定した場合、

 

おじいさんは私の母方の先祖か

 

その人たちとかかわった人かで、

 

まずは例の鎌倉の山の件と

 

やぐらで悲しい結末を

 

迎えたことを知ってほしいこと、

 

そして

 

何らかの事情で私に渡したいものがある

 

ということなのでしょう。

 

それにしても、

 

このおじいさんの件は7年たった今も

 

よくわからないのです。

 

 

 

このことがどなたかのお役にたちますように!

この世に本当の偶然はありません。

全ては必要だから起こっています。

ご縁がなければ出会えないように

なっています。

そういうあなたとご縁があったからこそ、

本日、このブログで出会うことができました。

ここまでご覧くださり、

本当にありがとうございました。

皆様にとって良き日、

良き時間でありますように!

合掌