☆ロザン小説*1 | お笑い充日記

お笑い充日記

お笑いやリアルな事に対して書いとりますヽ(´▽`)/

「菅ちゃん俺な、菅ちゃんの事好きやねん。」
…死ぬほどビックリした。
急に「話したい事がある。」と言うもんやから、宇治原の家に来てみれば、まさか話したい事が告白やとは。
「えーっと、ドッキリとかじゃ…ないよな?」
「俺は本気や。」
演技がくそ下手な宇治原が、真剣な目をしてる、って事はやっぱりマジ告白や。
「…その…ライクじゃなくて?」
「ライクじゃなくて。」
ラブですか…。
「菅ちゃんは俺の事嫌いなん?」
「そうじゃなくて、好きやねんけど…相方として好きというか…。」
「相方として…か。」
宇治原はシュンとしてもうた。
「あの、その…でも、相方としては天下一で、俺の左側はずっとお前やからっ…。」
「うん、なんか気い使わしてごめんな。ありがとう。」
とか言っても、ションボリしたまま。
「…ごめん。」
気まずい空気。
どうしたらええんや…。
「……っ…う…。」
宇治原の目には涙が溜まっていた。
あーもぅ!!
「分かった!」
「…え?」
「お前と付き合うたる!」
「ホンマに!?」
「ただし条件付きや。1ヶ月だけ付き合うたるから、その1ヶ月でお前は俺を惚れさせる。出来んかったら1ヶ月後に破局。ええな?」
「1ヶ月…。」
宇治原は考え込んだ。
さすがに1ヶ月は短いか…?
「…分かった。1ヶ月でお前を惚れさせるわ。」
こうして、1ヶ月という期限付きの交際が始まった…。