こんにちは、宇治KARA…じゃない!
宇治原史規です。
今は2016年です♪
相方のグァン グヮン ウェンは無事、彩乃さんと結婚して夏実ちゃんという5歳の子供がいます。
そして、俺も無事彼女と結婚し、子供も出来ました。
名前は千尋で、3歳です。
初めて喋った言葉は『ま~んま』です。
最近はお絵かきにハマっているらしく、日々上手くなっていきます。
可愛くて可愛くて、食べてやりたい程です。
なのに…。
千尋は俺に全然なついてくれません。
「ち~ひ~ろ~ちゃん♪」
って千尋の方にいったら、
「うぁぁぁぁ!!」
と言って泣き叫びます。
夏実ちゃんにそれを見られ、鼻で笑われる始末です。
やっぱり、子供に好かれへんのかな…。
「千尋ちゃーん♪」
「しゅがちゃーん♪」
ましてや俺の子やのに…。
菅にべったりやし…。
幼稚園の佳那先生や、彩乃さんにだってニコニコしてんのに。
俺になるとビービー泣くんよなぁ。
マジで千尋に嫌われてんのかなぁ。
そんなある日、オフになった俺は家でゴロゴロしていた。
何気に点けたテレビに、バラエティーの再放送で俺が映っていた。
すると、千尋がてけてけとテレビの前に来た。
「千尋、そんなトコで見たら目ぇ悪なるでー?」
そんな俺の注意もお構い無しに、千尋は画面をじぃっと見ていた。
どうせ俺が映ると泣くんだろうと、一応リモコンを持っておいた。
『こんなん宇治原どう思うよ?』
パッと俺が映し出された瞬間、千尋が画面の俺を指差した。
「パパー!」
そして、手を叩いてキャッキャと喜んでいた。
これは…もしかして克服?
そう思い、思い切って千尋を抱き上げて膝に乗せた。
最初は俺の方を見て顔を曇らせていたが、次第と落ち着いたのかニカッと笑った。
怖がってたんて、俺の方やったんかも。
「千尋。」
「うー?」
「大きいなったら、パパと結婚する?」
そう聞いたら、千尋はもっとニカッとした。そしてハッキリとこう言った。
「いや♪」
「そんなぁぁ…。」
おしまい。