たたかえ!くろちゃんマン!第4話 | お笑い充日記

お笑い充日記

お笑いやリアルな事に対して書いとりますヽ(´▽`)/

 
くろちゃんマン
お姫様
三浦おじさん
ナレーション
 
 
今日もくろちゃんマン達3人は、いっぱい遊びました。
そして、夜になり、遊び疲れたくろちゃんマンとコビィデビルは寝ていました。
お姫様は、1人窓辺で両親に向けて手紙を書いていました。
 
『お父さま お母さまへ
お元気ですか?
姫は元気にしています。
ミノスケ城での暮らしは、だいぶ慣れて来ました。
最初は、1人ぼっちで不安だったけど、くろちゃんマンとコビィデビルというお友達も出来て、今は楽しいです。』…っと。
 
う…ん。あれ?姫どうしたん?
 
あ…くろちゃんマン。
 
手紙?
 
うん。お父さまとお母さまに。
 
ほぉかー。早よ寝な、明日しんどなるからな。
 
うん。ありがとうな、お休み。
 
お休み。
 
お姫様は、また筆を走らせました。
 
『寂しい時もあるけど、みんながそれを和らげてくれます。
私は、みんなが大好きです。
帰って来たら、また話します。
それでは。』
 
お姫様が空を見上げると、流れ星が1つ流れました。
 
まだ起きてたんですか?
 
振り向くと、三浦おじさんがドアにもたれて立っていました。
 
はい、両親に手紙を…。
 
やっぱり、まだ寂しいですか?
 
いえ、今は…くろちゃんマンやコビィデビルがいるので、平気ですよ。
 
そうですか…。しかし、何故レグリット国の国王は、あなたを社長の所に…。
 
私も、15歳。そろそろ本当にいるべき場所に戻らせようと思ったんでしょう。
 
え…っ!!あなた、社長の…。
 
それ以上は、言わないで下さい。大魔王本人だって、私の素性を知りません。
 
…しかし!!
 
いいの、お願い。大魔王には言わんといて?
 
…わかりました。お休みなさい。
 
うん、お休みなさい。
 
お姫様は、三浦おじさんにそう言うと、ベッドで眠りにつきました。
 
…っ!!
 
三浦おじさんは、ドアの向こうで、声を殺して泣きました。 続く。