京大じゃないよ、兄弟ね。
宇治…お兄ちゃん
菅ちゃん…弟
設定としては、宇治は小6、菅ちゃんは小2で

ある朝のこと…。
広「ウワァァン!!」
静かなリビングに、広文の泣き声が響いた。
史「ヒロ!?どうしたんや!?」
俺が慌てて部屋に駆け込むと、広文の布団には世界地図が…。
史「あちゃあー、ヒロやってもうたなぁ。」
広「ごめんなさい…。」
史「ん、大丈夫や。兄ちゃんもヒロぐらいの時は、ようやった!!」
広文の頭を撫でると、安心したのか、またいつもの笑顔が戻ってきた。
史「とりあえず、着替えよか。」
タンスから、パンツを取り出して広文に穿かした。
史「さてと、布団干さなアカンなぁ…。」
視線に気付いて振り返ると、広文がじーっと俺の方を見ていた。
広「僕も…手伝う。おねしょしたん、僕やもん。」
広文…俺に似て、優しくて賢なったなぁ…。
って俺はブラコンか!!
史「よっしゃ!!汚名返上しよか!!」
広「お前…便所?」
史「汚名返上な。んーとなぁ、バイ●ンマンが、ええことするようなモンや。」
広「あー!!なるほど!!」
【汚名返上:以前の失敗等で受けた不名誉な評判を、殊勲を挙げて打ち消す事。】
うん、意味あってるよな…。
史「じゃあ、シーツと濡れたパンツとズボンを、洗濯機に入れて…。」
寝室からベランダまでは遠いので、俺はメモに広文がやる事を書いた。
広「ソフ●ンをスプーン一杯に入れて、それをハジっこの入れもんに入れて、スタート押すねんな?」
史「そうそう、ちゃんとフタ閉めてスタートやで?」
広「はぁい!!」
トコトコとベランダまで行く広文はホンマに可愛い。
それに対して、俺は目窪でカッコ悪い。
マットを干しながらため息をした。
兄弟でこないにギャップあるんか?
広「お兄ちゃん、出来たで!!」
史「お、よく出来ました。」
俺は広文を連れ、リビングへ向かった。
そろそろ、あの子らが来る頃や…。
『キンコーン♪』
史「来たみたいやな。」
今日は朝からパーティーや。
俺のクラスメートのまおちゃんの誕生日会。
俺の家のリビングが一番広いという事で、会場がここなんや。
史「まおちゃん、いらっしゃい♪」
今日の俺はとことん紳士になる。
クラスで、まおちゃんは俺の事が好きやという噂があるからなぁ♪
ま「おはよう、史規くん。」
他の女子は宇治原って呼び捨てすんのに、まおちゃんは下の名前で呼んでくれる。
もしかしたら、もしかすると…。
広「まおちゃんやぁ!!」
ま「あ、ヒロくん。おはよう。」
まおちゃんが来て4,5分経つと、他の奴らもぞろぞろ来だした。
誕生日会はかなり盛り上がった。
王様ゲームしようぜって誰かが言い出した。
みんなそれに賛成して、簡単なクジを作った。
大人のゲームとか言うけど、めちゃくちゃ楽しかった。
全「「王様だーれだ?」」
ま「あ、私や。じゃーあ…高橋くん何番?」
高「え?2番やで。」
ま「じゃ、7番の人は高橋くんに愛してるって言って下さい(笑)」
意外とやるなぁ…まおちゃん。
ちなみに7番は吉村という男子だった。
全「「王様だーれだ?」」
広「あ、僕やぁ!!」
史「指令は何ー?」
その時、広文の隣にいた松田がそっと耳打ちした。
史「…?」
広「4番の人は、今好きな人の名前を言って下さい!」
史「な…っ!!」
何ちゅう入れ知恵してんねん松田の奴!!
ま「あ…私4番…。」
まさかのまおちゃん!?
松田まおちゃんの番号覗いてたんか!!
高「まおちゃん、今好きな人の名前は?」
ま「ぁ…ふ…ふっ!!」
松「ふ?」
史規か!?今までの見解では史規来るで!!
ま「藤本くん!!」
史「…え?」
藤本て…あの東京から来た賢いあの藤本?
ま「あ…あの、史規くんゴメンな?前までは、史規くんやってんけど、その藤本くんが来てからきゅぅぅんってなって、そんで…。」
広「ようするに、お兄ちゃんは乗り換えられたんや♪」
ニコニコと笑う広文に、俺は全身の力が抜けた。
史「なっんじゃそりゃぁぁぁあ!!」
また、駄作です。
最初のうちは、昨日夢で見た内容です。