変化するベトナム 3回の旅
初めての「おひとり参加限定の旅」
このテーマ言葉と共にmailで送られてきたクラブツーリズム(株)のPRのページを「一人限定の旅ってどういうの?」と思わずめくってしましまったのは6月でした。
「ひとり」でも自由な旅を
“ひとり”だけど“独り”じゃない
参加者全員がおひとり参加だから気兼ねする必要はありません
宿泊ツアーは1名1室を確約
添乗員が同行するので初めてでも安心してご参加いただけます
行きたいときにすぐ決断!ご自身のスケジュールに合わせて参加できるのが魅力
ここまで、クラブツーリズムの「お一人参加の旅」のPRになってしまいましたが、
3回目の私のベトナムの旅は「お一人参加の旅」― になりました。
私は、海外の旅に結構出かけていて、50回をゆうに超えるのです。ほとんど、仲間と一緒の旅でした。このところ、コロナの為に旅をあきらめる日々でしたが、2022年12月半ばから1カ月半の「にっぽん丸のインド洋プレシャスクルーズ」に一人で参加した時に、旅はご夫婦と一人参加の人とは何か混じれないものがあると感じて帰ってきたので、お一人参加限定の旅があることを初めて知って、今までにない体験の魅力にひっぱられてしまいました。
「ホイアンのランタン祭とベトナム統一鉄道乗車 ベトナム縦断ひとり旅6日間」
2023年7月29日~8月3日
⓵ベトナム航空でハノイへ。世界遺産ハロン泊 ②ハロン湾クルーズ 空路ハノイへ ⓷ダナン 世界遺産ミーソン遺跡・世界遺産古都ホイアン・ホイアンランタン祭り ④ダナン駅 統一鐡道乗車 世界遺産フエ ⑤空路ホーチミン 市内観光⑥空路帰国
ただ出発が7月29日ですので間際といってもいい時期です。ここで満席ならそれもいいかというぐらいの気持ちでしたが、インターネットの申し込みに時間がかかり、いらいらと電話申し込みに切り替えたら、「あとビジネスクラス利用が残席一人です」と言われて、あら運がいいと即決していました。そして電話を切って、もう一度その案内のページに行ってみると、もう「キャンセル待ち」に切り替わっていて滑り込みだわ、と因縁を感じました。それが3回目のベトナム旅行です。
ちょうどスケジュール的に無理のない時期であったのと、ベトナムは過去2回の訪問から、ベトナム人の芯の強さと中国とフランスの支配下にあった影響で、中華料理とフランス料理がミックスされたベトナム料理は美味しいのを知ってまして、もう一度行きたい国の一つであったのです。
猛暑の中、わざわざ暑い国に行かんでも、とチラッと思ったのですが、スケジュールの関係でこの時期しか出かけられないと思って気軽に身軽に出かけてしまいました。
クラブツーリズムの添乗員の方の話では、やはり、出発の直前に、暑くてやめますとキャンセルした人があったようで、結局は、女性5名、男性3名の“比較的”高齢者と女性の添乗員との9名なので、関祭空港で集合して、全員「よろしく」と挨拶する旅慣れた人ばかりでの、こじんまりとしたグループで、ゆったりの旅になったのです。
飛行機もホテルもバスの座席も誰にも気兼ねなくシングル。ゆったりスペースで、のびのびで自由ですが、一人の旅に不安のない人、人に頼らずに決断出来て、動ける人が条件かもしれません。
「ベトナムへ」
しかし、暑い!! 日本でも猛暑の極みの頃だったようで、予想通りの暑さでした。死にそうに暑い!しかし、毎日夕食時にオーダーして飲んでいたスイカのfresh juiceの美味しかったこと。結局食べ物につられてのベトナムの旅でした。
1973年に日本はベトナムとの外交関係を擁立していますので、今年は、くしくも日越外交関係の50周年にあたる記念の年でもあったのです。もちろん出かけるまでは、そのことは知りませんでしたが。
それともう一つ。今まで、ベトナムを訪れると必ず大量の自転車・バイク・車が縦横に走り回る交通ルールなしのすごい渋滞に驚かされる一方、街中には、電車がないので、長距離列車の利用は限られていて、この旅で、統一鉄道に乗ると謳っているなら、きっと改善されているだろう、列車に乗ってみたい、という興味からでした。それもオリエント急行並みのゴージャスな列車を勝手にイメージして出かけましたが、長距離列車を改良した、観光客の多い国内唯一の縦断列車でした。
1回目のベトナム ― 2000年4月8日~4月15日
私は 囲碁が長く続いている趣味なのですが、ベトナム訪問は記録をたどると、囲碁の仲間と2000年4月にクルーズ船『スーパースターエーリス』に乗っての≪タイ・ベトナムクルーズ8日間の旅≫が最初の訪問で、ベトナム戦争後25年目ぐらいでした。
クルーズ船での訪問なので現地のホテルには全く滞在しませんでしたが、ホラン湾で食べたシーフード料理のおいしさに興奮した記憶があります。このおいしさは3回の全てのベトナム訪問でもいつも変わりなく楽しみであり続けました。
ベトナム戦争は、1955年から1975年4月にかけてのインドシナ半島でおきた戦争で、後半の10年はアメリカが介入して 枯葉剤使って多くの被害をもたらしたことは知られています。戦後25年というと、まだまだ戦争の記憶が残っていて、復興途中なので滞在中の観光は、広島と同じような戦争記念館や枯葉剤の被害者の職業訓練所などであったのを記憶しています。
2回目のベトナム ー 2003年10月3日~10月7日
2回目は、日越外交関係樹立30周年記念に文化交流事業として設けられた親善交流囲碁ツアーに参加しての訪問でした。そのころ、囲碁がベトナムの若者に興味がもたれたらしく、高校生の囲碁をするグループと親善対局をしました。若者がもっともっと打ってと対局をむさぼるように楽しんでいる様子に、未来が見えてきたベトナムの若者の力を感じたことを記憶しています。
この2003年頃、経済的な復興の表れで、道路の異常な混雑に顕著に表れていて、道路を横断するのも大変で、車やバイクがルールなしですごい勢いで動き回るので 移動に使っていたバスが目の前の目的地に到着できず疲労困憊したのを思いだします。日常に乗れる電車がまだ、なかったので、これからのベトナムの成長には高速道路と電車(地下鉄も含み)が不可欠だろうとその時、思いました。その交通機関の発達の状況をみたいという思いが今回の3回目の訪問の一つの目的にもなったのです。
3回目のベトナム ― 2023年7月29日~8月3日
2023年夏の今回の訪問で、現地で囲碁の話を出してもあまり情報は得られず、最近将棋のタイトル戦がベトナムで行われたようで将棋の知名度が勝っていて、残念に思って帰ってきました。日本で修行して、プロ棋士を目指されたベトナムの方もあったと聞きました。
ベトナムは資源が豊かで、国と若者の発展に夢があり、アメリカに勝った国として、自信があり、粘り強く、誇り高く、媚びることなく、自立する国であろうとしていることを感じました。
高速道路も地下鉄(最初のハノイの地下鉄は中国の支援で、最近完成のホーチミンの地下鉄は日本の支援で)も出来上がり、国自体は共産主義の国ですが、上手に中国・日本などの支援を得て、復興を図っています。日本に親しみを持っていて、日本への旅行が、現在のベトナムの方の楽しみの一つで、カップヌードルやサプリメントの購入を楽しみにしているという。これからコロナなどの規制がもっと緩やかになれば、ベトナムから日本に買い物目的の旅の企画が増えるはずとの現地のガイドさんの話でした。
ベトナムの昔ながらの風景もみかけ、ホイアンの祭りの夕方 玄関先で、先祖の方を迎える準備をする家を見つけました。昔の日本でお盆を迎える気持ちに似ています。
現地のガイドさんの一人は40代後半の方で、ベトナム戦争後に生まれた方なのでしょう。日本語が達者なので、日本に留学されていたのですか?と聞きますと、いいえ、独学で勉強し、このガイドの仕事で行き来しているうちに覚えました、とのこと。娘さんを関西の大学に留学させていて、二人目の娘さんも来年、関西の国立大学の奨学金をとって留学したいと頑張っていると、誇らしげに話しておられました。私もこの20年間以上、地域の関西外国語大学の学生と「外国人留学生日本語弁論大会」を共催していた時に、ベトナムの学生さんが時折参加されていて、まじめに学んでいるベトナムの女子学生に特別賞を差し上げたこともあり、ベトナムからの留学生が最近増えてきているのを感じていました。
≪変化したベトナム≫
私のベトナム最初の訪問から今回の訪問の間の23年の間に、驚くほど、大きく復興し、変化したベトナムを見ることがてきました。
ベトナム近代建築
・地雷が埋まっていた地域が見事に高速道路になり、経済発展に貢献。
・地下鉄・橋梁・高層ビルなどの建築は、堂々と、いろいろの国の支援だとPR。
ベトナム観光
・昔からあるベトナムを縦断する古い列車は、冷房が効き、景勝地を駆け抜ける統一観光向け列車に変身。スピードも逐次、表示されます。
・名所旧跡はベトナム戦争の跡巡りは消え、復活させたベトナム王朝の宮殿・遺跡や世界遺産が中心に。
・ハロン湾では観光船が増える一方、観光船の周りを小舟で土産や飲物を売って回っていた、たくましい女性の姿が消えました。
・ホイアンのランタン祭りは、日本の灯篭流しによく似て、夜店が賑やかな若者の楽しみになっていました。
ベトナムのホテル
観光地では、フランス風のホテルが並び、ホイアンのホテルでは、映画に出てくる猫足の広いバスタブで溺れそうになりました。
ベトナム人
・人口が日本並みの9000万人以上になり、2人以上の子供は、規制されているとか。
・女子学生の素敵なアオザイの制服姿は夏休みだった為か?一度も見ませんでした。
・三角のベトナム帽子(笠)をかぶり、両てんびんに荷物を担いだアオザイ姿の女性の姿も消えていました。その代わり、両側に荷物をぶら下げたバイクをみかけました。
ベトナム料理
・香草(パクチー)が必須のベトナム料理のイメージが変わって、好きな人はトッピング形式に。
・フランスパンが美味しいのですが、前に街中でよく見た、毎朝、道端でフランスパンを売る人の姿が消えました。
・フランスパンのサンドイッチ(バイミー)が、ランチに最適。市内には、しゃれたコーヒーショップもありました。
・スイカのジュースが、おいしい。毎日飲んでも、おなかは健全。
ベトナム通貨
・10,000ドンが60円程。お札には0がたくさんあって、価値がわからずで、最後まで買い物に難儀しました。
・財布はお札で膨れるけど、小銭がないので、少しは楽。
ベトナム気候
・当たり前だけど、すごく暑い。突然のスコールは1日に数回。日本の夏がこの亜熱帯の気候になってしまってます。
もう1回ベトナムに行けるでしょうか? 行きたいですし、ベトナムのパワーを感じた今回の旅でした。


















