部屋でゆっくりしていると宿のおばあさんから連絡が入る。
「台風の影響で本島まで戻る便は10時半が最後だよ!それまでに遊んで早く帰る準備をし!」
台風7号は発達してこちらに近付いていた。このまま帰れなければ困る…。
「バイクをタダで貸してやるよ」
と言われ、最後の観光に出掛ける。嬉しい提案だ。もう一度島の風を受けて走りたい。
雨はやんでいた。

カッパを準備してなんとか出発する。
昨日行けなかった杉福海外を見る。この場所は東側だからかかなり穏やかだった。

しばらく走っていく。すると多くの人が集まっている場所があった。
何かと思い近付いてみると…。

道が…ない!
昨日は通った道が水没していて通れなかったのだ。波は早くすごい荒れようだ。足止めを食らう歩行者はだいぶ迂回しなければならなかった。
俺はバイクを走らせ迂回する。

津波のような波の中、男が釣りをしている。
時々波にさらわれそうになりながらも釣竿は離さない。命を賭けた死闘が繰り広げられていた。
しかし船の出発は10時半…満席で帰れなかったら最悪だ。再び足早に一周し、9時半前に戻る。ところが…。

フェリー乗り場はすでに長蛇の列で人で溢れかえっていた。俺は足早にチェックアウトをし列に並ぶ。
「全員乗るまではピストンするから大丈夫」
おばあさんはそうは言ったが…。
ここからが地獄だった。
1時間、2時間…。ほとんど牛歩で進む列は全く乗り場に近付くことができない。

周りの人の疲れも隠せない。
昼時になり、周りの店がここぞと弁当やチャーハンを売りに来る。俺もチャーハンと葱餅を買う。

チャーハン60元は普通だが葱餅20元がウマイ!焼きたてのカリカリの味が絶品だ。

3時間半でようやく建物まで入れ、
4時間目で船へ。
もうヘトヘト。

1時半過ぎ、ようやく東港へ到着。空は晴れてきた。どうなってんだ。
屏東に行こうと思っていたが疲れてしまったのでバスに乗って高雄へ。
駅からジエユインで三多商圏のホテルへ。

キレイなホテルである。

これで一部屋6000円、二人なら安い。これこそ中流旅の真骨頂。

雨がしとしと降るなか、繁華街を歩く。昨日の小琉球とは全然違う喧騒だ。観光客もそれなりにいる。どちらの雰囲気も台湾で変わりはない。

並んでいた店が何かと見れば日本のラーメン屋だった。
しかしほとんど日本語のこの場所広告、大丈夫なのかしら。

デパートにはオタショップの出店が。

万札と千元札のみのお菓子。

デパートの入口で飯を食う人。
日本なら考えられない場所だ。

夕飯は前日テレビで問題のあった軽井沢へ。トマト天然出汁を売りにして実はケチャップだったというものだったが、辛い鍋を食べるので問題ない。

辛くしすぎてヤバい。火鍋は北海道昆布鍋という店の火鍋がウマイ。今回は食べられずに残念。

近くの夜市で木瓜牛乳を飲み納め。
ついに明日は最後。4日なんてあっという間だ。