膝の痛みで多い原因の一つは膝を形成する骨の大腿骨と脛骨にある軟骨がすり減り、それがぶつかって痛む変形性膝関節症です。最近では軟骨同士がぶつかって痛みを出すというよりも、関節包の内側の膜である滑膜の炎症により痛みが出るとされているようです。いずれにせよ軟骨のすり減りが滑膜の炎症を誘発し、それがまた軟骨をすり減らせるというような悪循環になってしまっています。

男女比は1:4で40代以降の女性に多く現れ始めます。炎症と痛みがあり腫れも伴います。炎症のある時は歩行や運動を痛みが少し出るくらいでやめ、炎症のない時に少しずつ動かすようにしたいものです。

写真のお客様は、変形膝関節症の特徴の一つである関節の偏位があります。ところが膝そのものに痛みはなく、右足首、特に内踝の方に痛みが出ます。最も動きの制限を受けているのは右の股関節です。毎回この股関節をはじめ足関節迄調整しています。

ところがこの日は初めて左の足首が痛く腫れていると言ってきました。骨盤、背骨とみてからいつもの右脚~左脚、そして左の長・短腓骨筋第3腓骨筋と施術してから足首の関節の調整をしました。

術後、痛みも楽になったようです。腫れやむくみの場合は関節の微妙なずれを正していくと効果があることが多いと感じています。