年を召してまいりますと、背骨の変位がどうしてもやってくることがあります。それは先天性のものと違い、長年の労働によるもの、加齢によるもの、姿勢の癖によるものといろいろあると思います。私の整体では仙骨の変位からくる背骨の弯曲は施術の対象となりますが、先天性のもの、加齢による弯曲は対象外となります。
とはいえ、背骨を真っ直ぐにするという意識を捨てて、各椎間の動きを失わせないという意識で臨むと全体のバランスを取ってくれるようになります。背骨が真っ直ぐにはならなくても痛みなく生活することができます。
こちらの方の主訴は台所仕事が辛く立っていられない。辛いところはどこになりますかと聞くと、右の前脛骨筋を手で触れました。施術前の写真では左の骨盤に上半身を乗せており、頭も左に傾いております。背骨全体は左に傾いておりますが、写真では見えませんがL5~Th11位まで少し右に湾曲しております。
仙腸関節、各椎間関節に動きをつけ、前脛骨筋を押さえておりましたが触ってみると長趾伸筋の方に硬さが顕著だったので、腓骨まわりの筋膜を丁寧にリリースしていき
ました。
毎日、相当歩いたり自転車で移動されているそうで、痩せてはおりますが、大腿四頭筋はしっかりしていてパワーを感じました。特に大きな痛みもないようなので、さほど詰めてくる必要ななく、仙腸関節と椎間関節の動きが悪くならないようにケアしていこうと思いました。

