平成お徒歩(かち)日記
宮部みゆきなる女流作家(直木賞受賞)が皇居を一周する旅(?)で、雅子様と遭遇する模様を書いている。
「一瞬で通り過ぎました。白いお洋服で、帽子もちゃんとかぶっていらした」
庶民の皇室観がほのみえる描写だ。
今週号は釈明の号
16ページから始まる署名記事。
「雅子様の懐妊を聞いて、『よかったわねぇ』といった」とのくだりが浮いている。
公の役所の長官が「遺憾の意」を伝えたのだから、なんらかの直接話法のリターンをした方が、雑誌としての誠実さを表すことになるだろう。
匿名の週刊誌に対する、実名の記者による、存在する実害。
長い目でみると、「表現の稚拙さ」がある。
本当の被害者は?
記者に成果主義評価のプレッシャーをかける会社(新聞社)が一番わるいのでは、という気もする。
とにかく ひとの気を引く記事を書く。認められたい。評価を受けたい。
車の販売台数をきそったり、ゲームソフトの開発をしているシリコンバレーの会社ではないのだから、記者に「出来高による成果」を求めたり、「金銭評価を連結」させる今の人事管理に、転換点が来ることを期待したい。
「あなたはフレンチ派?」「それとも?」
まるで「ドレッシングの好み」をきくような、お気軽な取材をする。
学校の成績ばかりよくても、自分の頭とこころで考え、ひとの心情をおもんぱかる想像力に欠ける。
そんな取材が蔓延しないようにしてほしい。
ぽっとでの国会議員にも、反省なき取材者にも、与えたい気付けのための滋養教養修養ドリンク。
宮内庁長官がアエラを批判
アエラに掲載された記事について、記者の記述意図に個人的な偏りがあったと、宮内庁長官が23日、公式に遺憾の意。
女性記者のきわめて個人的な意図を表現した記事を、そのまま図表にして掲載したアエラ編集部のデスクワーク、発行責任が問われる。
皇室報道で大手新聞社の編集部所属記者が書いた記事に、このような抗議が出るのは、きわめて異例な事態だ。今後に注目。




