こんにちは!
今日は書評をひとつ。
「地政学ーGeoplitics ★アメリカの世界戦略地図」 奥山真司著
|地政学?
この言葉をご存じの方は、ある程度、外交や戦争について教養をお持ちでしょう。読み終えた私個人の感想としましては、世界をチェスボードと見立てた戦略ゲームの攻略理論、といったところでしょうか。まだこれ一冊しか地政学について学んでおりませんので、多少感覚のズレはあると思われますが、国家が今後の世界で生き残っていくためにどうするか、が骨子だという点は把握できました。
本書で述べられているのですが、かつては日本も地政学の優秀な使い手で、地政学者の育成も盛んだったそうです。しかし、第二次世界大戦にて敗戦国となった日本から完全に軍事的復活の可能性や脅威を取り除くために、アメリカによって、地政学者は公職追放、研究資料や文献は処分されてしまったとのこと。また、現在に至るまで、国内で地政学の研究をおおっぴらにすることは戦争賛成派や軍事主義者のレッテルを否応なしに貼られるため、国内に地政学を公に学べる大学や研究機関は皆無に等しいということです。戦略的思考の政治家が少ないのはこのせいでしょうか。
著者の奥山真司氏は、一般に天才と呼ばれるコースで学問を修めてこられた方でしょう。詳しくはこちらへ⇒http://geopoli.exblog.jp/
若くして精力的に活動されており、上に貼ったリンクから閲覧できるブログ、またTwitterでもまめに情報をアップされております。気になる方は是非チェックを!
|そろそろ良いのでは?
上でも述べましたが、日本国内の学術研究所(大学含む)では現在地政学を学ぶことはできません。こうした形で、研究者の著書を読んで独学するか、海外の大学に出向くか、が地政学を深める方法でしょう。
そろそろ国内で学べるようになってもいいのではないでしょうか。というのも、地政学を研究することは必ずしも戦争をする準備ではありません。最近では集団自衛権で国内が沸きましたが、実際に日本が軍事的な行動に踏み切るようなことはまだまだ遠い先の話だと思います。よって、地政学者即ち軍事主義信奉者、は間違っています。
また、外交面で他国の動向を探ることは大変重要です。特に日本は経済で持ってる国家であり、他国に先駆けて経済協定を提唱したり、とにかくこれ以上遅れを取らないためにも地政学を用いて各国の動きを予想することは死活問題ではないでしょうか。経済面のみならず、軍事行動に至る前に、中国や韓国、そしてロシアとの領土問題にも地政学を用いて対処する必要があります。
最後になりますが、日本のことだけでなく、地球を一つの単位として捉えたとき、自分がチェスゲームを横から見るように、今後の世界の行く末を予想、検証するにも地政学的思考、視点は欠かせないものでしょう。
日本国内で地政学的思考を持つ方や若者が増えることで今後の日本が、世界の中で虐げられずに、先進国として相応しい行動を率先できる国家になることが、奥山氏の願い(ずれてるかも…笑)であり、私も願うところであります。
もし興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、上記のリンクを少し覗いて、地政学関連の著書のお買い求めをお勧めいたします。
それでは!
