地元SAPIX3年生クラスには、現在9クラスあります。

 

2年生クラスからスタートした息子は在籍歴1年5か月。

サッカースケジュールの影響をまともに受ける形でクラスの急上昇と急降下を繰り返してきた根無し草ですが、その過程でSAPIXのクラス分けについて見えてきたことがあります。

 

■2月(3年クラス開幕)→上から7番目(下から3番目)

【組分けテスト時の息子のコンディション】

・週末午前のテスト。ライバルチームとの試合終了後、個別受験。サッカー脳全開で疲労度90。

・試合では最高パフォーマンス、テストでは最低パフォーマンス(最低偏差更新)。

【授業】

・テキスト内容を丁寧に。

・余裕があり楽しい。

・テスト時にはクラス内最高スコアで表彰状をもらうなど、ハッピーなことばかりで有頂天。

 

■4月→上から1番目

【組分けテスト時の息子のコンディション】

・週末午前のテスト。試合もなく、蝶や花を観察しながら校舎までゆっくり徒歩で向かう。疲労度ゼロ。

【授業】

・テキスト内容を高度に捻ったオリジナル問題中心のため、テキストはほぼ真っ白で帰ってくる。

・計算ドリルはみんな超高速で次々解けるので、ほぼ全部終えて帰ってくる。

・算数天才児が数名在籍するため授業が猛スピードで進み、息子のような非固定組は理解が追い付かないまま授業を終えることになる。講師出題の難問に即答する生徒が数名存在。

 

■6月→上から2番目

【組分けテスト時の息子のコンディション】

・平日夕方のテスト。学校授業の後、校庭で6年生と2時間半サッカーをして心地よい疲れがある状態。疲労度30。

【授業】

・最上位クラス同様テキスト裏紙にオリジナル問題に取り組んだ形跡があるが、息子によると授業レベルははっきりと下がり物足りなさを感じる。

・授業中にこなす算数ドリルは半分程度。

・講師の難問に即答できる生徒はいない。

 

■考察

9クラス中7クラスにおいては上位層と下位層が5点程度の幅であり似た実力を持つ者同士が同クラスになるが、最上位クラスと最下位クラスは「偏差値〇〇以上」「偏差値〇〇以下」と限度がないので、それぞれにおいてダントツにできる子とダントツにできない子が混ざる。(最下位クラスは未経験につき推測ですが、理論上)

 

最上位クラスには常時満点近い子が存在するので、クラス内で上位層と下位層の最大幅30点くらいになる可能性あり。つまり同クラス内で、2番目クラスより多少良い程度のグループと、天井知らずの天才グループに分かれることになる。

 

そうしたクラス内格差をなくすシステムがαクラス設定であり、特にα1については、天才固定集団たちが超ハイレベルな授業を楽しみ、切磋琢磨する場なのだと思います。

ちなみに息子の校舎ではまだαクラスは存在せず、(噂によると)生徒数が倍増する4年生クラスから始まるとか。

 

こう考えると最上位クラスと2番目クラスは僅か1クラス違いでありながら途方もない差があるので、来月の実力テストで最上位に再浮上してほしいなと淡い期待を抱いてみる。

同時に、夏休みのサッカー三昧生活が楽しみ過ぎて、勉強なんてもういいよ。サッカー日本代表になる道を徹底追及してみたら?と言いたくなる自分もいる。

 

うーん、親が優柔不断だと子どもはついてこないですね。

まずは来月のテストで奮闘してもらうべく、夏休みのサッカープランを着々と固めていこうと思います。

必殺、飴と鞭作戦!