長門湯本温泉の大谷山荘
別邸 『音信』へ


婦人画報「教えたくなる宿」紹介されてます。

到着したのが遅くて
もうすっかり日が暮れてましたが
静かにたたずむ水盤のエントランスが
ドラマチックで…



外と中が一体の空間になり
庭に通じる大きなラウンジ。
ここが一番のお気に入りでした。


まず靴を脱いで、
無垢の板を歩く気持ち良さに  
すっかりリラックスして
しばらく庭を眺めていました。

バーテンダーの方が気を遣って
お酒の飲めないわたしに
お紅茶を用意してくださって
しばらく楽しく時間を過ごす。

気持ち良い風を感じながら
床や壁やバーカウンターの材などの
ブラックチェリーやウォールナットや
大理石、石の感覚を触りながら
楽しみながら裸足であるく。
季節の設え
また訪れたい秘境の宿でした。


別邸音信は、開湯六百年を誇る、長門湯本温泉の原点である「湯治宿」を礎に、モダニズムが融和した、日本ならではの温泉リゾートです。「湯につかる」「裸足で歩く」「座る」など、日本文化の「粋」に独自の開放感、高級感を組み込み、現代の湯治を表現しました。ウォールナットやブラックチェリーなど濃い色の木材や、ふんだんに使われた洋石材、また館内のいたるところに配された間接照明が男性的な重厚感を醸し出している。その中にも日本人が古来より親しんできた建築様式、例えば「履物を脱ぐ」、「座る」そして「風通しの良さ」などが、自然に設計に取り込まれているのが、音信建築の特徴です。