④製作のお話「椅子の神様宮本茂紀先生の 職人生活70週間記念展 布と椅子着る、羽織る、纏う』振り返り


椅子の神様・宮本茂紀先生に

マナトレーディングさんの

ジムトンプソンのタイシルクの生地で

素晴らしい椅子が出来ました。

マナトレーディングの齋藤会長との

思い出や想いがつまった

美しい椅子です。

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タイシルクのジム・トンプソンを扱うマナトレーディングの

齋藤さんとは古いつきあいでね。

トウキョウオリンピックが終わった頃の時代、

日本の輸入生地は、フランス系統のもと

アメリカ系統のものがあって、齋藤さんはフランスなど欧州の物を主にあつかわれていた。

マナさんと百貨店と一緒にオリジナルした

時期もあったんだ。

家具の開発を通じて輸入生地の魅力を広めたいと考えたとき、

デザイナーとの橋渡し役として僕はちょうど良かったんじゃない。笑。齋藤さんは日本のインテリアコーディネーターを育てられた方でもあるよね。

宮本茂紀

《タイシルク 玉虫 タフタ》

イメージしたのは色の重なりの美しさです。

宮本先生が立体的に、かつ生地の裏表の見え方の違いを

活かしてぬいあげてくださいました。

宮本先生をご紹介してくださった

マナトレーディングの齋藤会長に感謝しています。

みねぎしくみ

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個展では、
宮本先生からジムトンプソンのシャンブレー生地の椅子の製作について
色々お話を伺えました。


4月1日の個展開催前
3月29日に五反田製作所へ
初めて対面しました。
最後のお打ち合わせをしてから
数週間経っていましたが
想像以上の完成度に驚きました。


宮本先生のこの椅子の

ドレープ、フリル制作についてのお話。



シルクの生地が時間が経つとどんどん内側に収縮して丸まっていくそうです。

フリルとフリルの間のピンクの生地は、偶然にきれいな縞模様が出たそうでとても素敵。



ジムトンプソンの椅子の製作が

大変だったそうです。

本当に恐縮です。
次回創るときは、もっと良く出来るなと
笑いながらお話されてました。

宮本先生の神様のようなオーラと
おおらかさ、探究心に
いつも感動し、わたしもチャレンジしていきたいです。


マナトレーディングの齋藤様と

ご一緒したインテリアデザイナーの辻さん、

五反田製作所の水田さん

そしてスタッフの皆様の

ご縁お陰だと感謝しております。


次回の宮本先生の個展も楽しみです。
ありがとうございました。