2823.03..01
北欧デザイン展、初日にMLクラブ主催の
織田憲嗣先生から
展覧会を開催に対する
想いのお話を伺えました。
 
今回椅子約1350脚、陶器類3500点、カトラリー1300点、ガラス器約1000点になります。展示計画、スタイリング、ご自宅や倉庫から梱包、搬出、開梱までのご苦労話しや
フィンユールとデンマークの椅子展・東京都美術館とは違った切り口。
北欧のデザイナー総勢70名以上による展示構成なども伺いました。
 
織田先生の美しく丁寧に暮らす
東川のお宅を数回も
訪問させていただいております。
 
いつも織田先生のお話は、この世界に
基本的なとても大切な事をお話されます。
 
日本には、民藝という素晴らしい文化がありました。なのに
北欧の暮らしと日本の暮らしが
こんなに変わってしまった訳。
 
日本は、民藝や日用品の美術が富裕層の間だけのものになってしまい、一般の暮らしに反映されず高度成長期、今はファストなもの多品種少量生産回転も早いです。
北欧は、社会が貧しくて女性も働く、男性も暮らしに関わることで、選択肢の少なさが
豊かで選び抜かれたものしかないそうです。
そして、ものづくりの職人、社長、皆平等で
国民生活者の視点を持っている。
長寿命、飽きのこないもの。
日本のように余計なものが一切ない。
 
選択肢が多いことが豊かなことなのでしょうか。。。
 
わたしも、
リノベーションや家具をご提案するにあたり
その考え方を大切にしています。
これからも流行にとらわれず
この言葉を大切に仕事をしていきたいです。
 
『使えるものは、最後まで使うのが
使うものの責任であり簡単に買うべきではない。買う事の責任を持って欲しい。』
 
下田結花先生や
MLモダンリビングのメンバーである
久保恵子さんの美しい
インテリアスタイリングも
素晴らしいです。
是非美しく丁寧な暮らしを
体感されてください。
 
織田先生や皆さんの
熱い想いのこもった展覧会、
また伺いたいです。
 
日本橋高島屋本館8階
20230301〜0321まで