19世紀末美術に特異な位置を占める画家オーブリー・ビアズリーに注目し、代表作『サロメ』を中心に、耽美的な魅力を紹介します。また、アールヌーヴォーなど同時代の美術と、西洋美術の受容期にあった日本の画家たちの作品・資料から、近代美術史のもう一つの側面を読み解きます。弱冠22歳のビアズリーが挿絵を手掛けたオスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』。官能性と死のテーマが織りなすイメージは、テキストと等価な絵画世界が展開する画期的なもので、発表されるや大評判となりました。ビアズリーが美術主任を務めた文芸美術雑誌『イエロー・ブック』は、都会的で挑発的なイメージで、大衆的人気を獲得しました。彼の過激でセンセーショナルな作風は、熱狂的な支持と同時に、強い批判も巻き起こしました。あふれる才能に洗練を加えつつあった1898年、ビアズリーは結核の悪化により、わずか25歳で夭逝します。彼の短くも鮮烈な創作活動を、『サロメ』全17葉を軸に、雑誌や書籍資料により紹介します。ジャポニスムを牽引した浮世絵版画や、ビアズリーの才能をいち早く認めたラファエル前派の画家バーン=ジョーンズの装幀本、当時の挿絵入り絵本など、ビクトリア朝時代の美術の様相も紹介します。

 

お客様も美術鑑賞がお好きなので、代表作『サロメ』

画家オーブリー・ビアズリーの原画などを鑑賞しました。

 

世紀末芸術が好んだ女性像に、「ファム・ファタル(運命の女)」。

ギュスターヴ・モローやクリムトなども描いています。

ビアズリーは結核の悪化により、わずか25歳で夭逝してしまいます。

その短い人生の中での表現には、パッションを感じました。

 

モノクロと

優美な女性像と装飾性を融合のあの細かい美しい曲線は、心惹かれました。

 

 

最近、ビクトリア様式や世紀末美術に関係するインテリアデザインが多いのですが

個人的に大好きな時代です。

 

 

美術館の展示オブジェがとても印象的で素晴らしかったです。

 

関市立美術館・特別展「ビアズリーの系譜 アールヌーヴォー、日本の近代画家たち」

開催日時 2022年11月19日(土)~2023年1月29日(日)

会場 下関市立美術館