茨城県内の神社をお参りしたいものの、常磐線の取手や土浦あたりであれば運賃もそんなに掛かりませんが、その先まで行くとなると移動距離が長くなり、運賃が高くなってしまいます。なにか良いきっぷは無いかなぁ…と思いながら調べたところ、かなりお得なきっぷがある事を知りました。

紹介するお得なきっぷはJR東日本のときわ路パスです。茨城県内のJR線全路線が乗り放題(宇都宮線の古河駅は不可)できるほか、関東鉄道常総線と竜ヶ崎線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線、ひたちなか海浜鉄道湊線、真岡鐡道真岡線も全線にわたり乗り放題となります。ただし、つくばエクスプレス線では利用できません。

通年販売はしておらず、販売時期も年によって変わります。価格は2,180円です。

 


マルス端末(指定席券売機)で購入したときわ路パスです。利用可能エリアが書かれております。2019年10月1日の消費税改定前は2,150円でした。

利用期間は一日だけですが、使用できるエリアが広いので充分に元が取れると思います。例を挙げると、取手駅から常磐線の下り列車に乗り、茨城県内最後の駅となる大津港駅まで乗車した場合、運賃が2,640円となるので、往復は勿論の事、片道だけでも充分元が取れます。

走行区間の多くが栃木県となる真岡鐡道でも利用でき、終点となる茂木駅まで利用可能な点はポイントが高いです。というのも、真岡鐡道は全線乗り放題できるきっぷは販売しておりません。常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷが販売されておりますが、真岡鐡道内で乗り放題となるのは下館駅―益子駅間で、益子駅―茂木駅間は利用できません。そして、常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷは価格が2,300円となる為、ときわ路パスを買った方がお得となります。

別途料金を支払えば特急ときわや常磐線の普通列車のグリーン車が利用できるほか、真岡鐡道のSLもおか券を(SL整理券)を購入し、SLもおかに乗車する事が可能です。

ただし、ときわ路パスが利用できるのは利用期間中の土休日で、平日は利用できません。また、通年販売ではないので、いざ利用しようと思っていたら利用期間外だった、なんて事もありますので、事前に利用期間をチェックしておくと良いでしょう。