小学校の頃の話…
僕が、小学校の5・6年生の頃、とてもじゃないが、態度のいいクラスとは言えなかった。
そんな時に、受け持ってもらった、担任は、赴任してきたばかりの女性のF先生。
独身だったが、自分達の母親くらいの年齢だった…
始業式も終わり、F先生がいきなり、班分けすると言いだした。
当たり前の事だが、わざわざ、始業式終わってからするもんだから、少しビックリした…
でも、小学生は、席替えの時間には、ものすごいテンションが上がるので、あまりみんな違和感も感じぬまま、なすがままに、席替えをした。
「明日から、一ヶ月間は、このチームで、なんでもやっていくからね」
と言い残し、その日は終わった。
次の日…
朝礼の挨拶の時間。F先生は起立を求めた。
僕たちは、とろとろしたペースで、立ちあがった時に、F先生の本性を見た。
「なめてんか?」
僕らは背筋が凍りついた。
今まで、あまり先生に、そのような口調で言われることなんて、少なかったため、正直、初めて生で聞くような台詞だった…
次の時間。起立する時、みんなびしっと立ちあがった。
するとF先生は…
「じゃあ1班1点!!」
と言った。それは、他にも、授業の態度や、給食の時など、全てにおいて、点数をつけられていた。
そして、それを沢山もらった班が、小さな賞状をもらうと言うシステムだった…
所詮小学生のレベル…僕らは、その賞状が欲しく、一生懸命、真面目に授業を受け、速やかな行動をするようになった。
初めダラダラしていた、僕らのクラスが、見る見るうちに変わっていったのだ。
そして、6年生になる。
もちろん担任はF先生…
始業式の後、F先生は…「5年生の時にした、賞状のやつ、まだしたい?」
と僕らに尋ねた。
僕らは、ほぼ、全員が、「したい」とアピールした。
そしたら、F先生は、悲しそうな眼をして、こう告げた…