ルーカスフィルムがディズニーに身売りした。
これは衝撃的だった。
私のようなディズニー嫌いには大問題である。
ミッキーマウスとダースベイダーが一緒にパレードする日も遠くない(もしかしたらもうやってる?)。
それはさておき、いくらディズニー配給になったからといって、中学生の頃から欠かさず観ているスターウォーズ シリーズを見逃すわけにはいかない。
しかし「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」は観る前からどうも気に入らないことだらけだった。
公開前後の異常なフィーバーぶり、監督がJ・J・エイブラハム(他におらんの?)、通常料金が特別価格2000円とはどういうことだ?
MX4D(体感型3D上映)だと➕1200円とは、もはやぼったくりバーの所業である。
o(`ω´ )o
ところで、テレビでよくやる映画の感想のインタビューほどくだらないものはないといつも思っているのだが、この映画の場合は、特に揃いも揃って、驚くほど内容がない。
それもそのはず、本当にポイントを突いた感想は、テレビではとても流せない。
┐('~`;)┌
昔々、銀河系のはるか彼方で…
同盟軍が帝国との戦いに勝利してから30年の月日が流れた。
一度は戦力を失った帝国軍だったが、その残党はファースト・オーダーと言われる巨大な軍事力を持つ組織へと変貌していった。
ファースト・オーダーと戦ってきたレジスタンスのレイア・オーガナ将軍は、勢いを増してきたファースト・オーダーに危機感を覚え、最後のジェダイの騎士である行方不明の兄、ルーク・スカイウォーカーを密かに探していた。
レイアの命令で、砂漠の惑星ジャクーへ降り立ったポー・ダメロンは、ルークの所在が記された地図を手に入れるが、ファースト・オーダーに襲撃され、捕まる直前ドロイドのBB-8の中に地図を隠す。
主人を失ったBB-8は、砂漠で彷徨いながら孤独な少女レイに出会う。
いやいや驚いた。
面白くなかったとは言わないが、意図的とはいえ主人公の境遇もあらすじもこれはエピソードⅣ<新たなる希望(A NEW HOPE)>の焼き直しだ。
リメイクと言っても過言ではない。期待はずれの失われた希望(A LOST HOPE)だった。
こじつけるならそれに加えて、スタートレック3「ミスタースポックを探せ」をもじって「ルークを探せ」というサブタイトルをつけたい衝動に駆られた。
Ⅳ~Ⅵの3部作のメインキャストが全員登場するということで、わくわくしていた人はあまりにも軽い扱いに憤慨しただろう。
老け込んだ3人(ハンソロ、レイア、ルーク)になんの感慨もないから、足元のアップから徐々にせり上がってきたりとかもったいつけた撮り方も一切なく、いままでのシリーズへのリスペクトなど微塵も感じられない。
ダースベイダーに変わって登場したカイロ・レンは、小者感丸出しで、怒り出したら止まらない気性の荒さが浮きまくり。
暴れまくって、コンソールをライトサーバーでメッタ切りするなど、とてもフォースの暗黒面を体得した男とは思えない。
しかも簡単に仮面を
えっ?外すの?
中から表れたのは…ごくごく普通の白人青年。
仮面が呼吸装置の代わりになっているわけでもなく、犬神佐清のごとく顔に醜い傷があるわけでもないので、仮面をかぶっている意味がわからない。
そんな初登場の顔を見たところで、もちろんなんの驚きもなく
「お前は誰や?」と言うばかりだ。
そうそう、ボートレースのCMで、マスクを取った女性の正体が誰だかわからず戸惑ったのとまったく同じである。
さらに衝撃の事実をさらりと暴露する演出の練りのなさが残念すぎる(一応ネタバレになるから書かないが)。
決められたアイテムを嵌め込むために書かれた置きに行った脚本としか思えない。
よく考えてみたらそもそもなぜフォースを扱えるジェダイが必要なのか、そこがきちんと説明されていない。
1人いるだけで星間戦争の行方を左右するほどの力が本当にジェダイにあるのだろうか?
Ⅳでは照準器を使ってもプロトントーピドーを排気口の中に命中させることができず、ルークはフォースを使って命中させた。
これはフォースの力を示すいい例だが、こんな特殊な状況の時だけ役にたってもしかたない。
Ⅴ、Ⅵでは戦争そっちのけで修行に行ったりしてたような気がするし、戻ったら戻ったで命がけの親子喧嘩、今回のⅦでは終わる5分前まで行方不明と、まさに究極のエゴイスト。こんな奴ハイパードライブまでしてわざわざ探しに行く必要があるのか?
まぁ、30年近く修行していたわけだからⅧ、Ⅸでは惑星破壊規模の力を見せてもらいたい。
おっと、そんなことしたらルーク自身が人間デススターになってしまうが。
今回のサブタイトル「フォースの覚醒」で誰が覚醒したかというともちろん主人公のレイだ。
まだテレキネシスもライトサーバーを引き寄るぐらいの力しかないから、せいぜい狭い隙間に落ちた洗濯物を拾うぐらいしか役に立たないが、Ⅷではきっと一気にフォースに磨きをかけるだろう。
今回一番の目玉は、ネタバレになるから言えないが、メインキャストにかなりまずいことが起きる(Ⅴよりヤバい)。
これこそクリフハンガー的演出だが、散々言ったように置きに行った脚本なので盛り上がりに欠ける、欠ける。
このシーンはどうにかしてもっと最後に持ってこないと。
ジェダイマスターの伝説級の技の中には命の蘇生という秘儀があるので、Ⅷで本当にジェダイの真骨頂を見せてもらいたい。
とネタバレ寸前まで書いてしまった。
危ない、危ない
フォースの暗黒面に支配されそうだ。