フリーパス無差別鑑賞(19)「100年ボランティア」 | ◆◆ ロイの書斎 ◆◆

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頭に浮かんだことをエッセイ風に書き綴っています

売れた原作は手当たり次第映画化されている状況は、日本でもハリウッドでも同じだ。
「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」もグラフィックノベルを映画化したもの。
プロットもキャラクターもクライマックスへの展開も「M.I.B」の“宇宙人”を“悪霊”に変えただけのポップコーンムービーなのだが、意外と面白かった。
もしかしたらシリーズ化もありえるだろう。

ボストン警察の刑事ニック・ウォーカーは、出来心で着服した押収物の金塊を届け出ようとして、それに反対する相棒のボビーに撃ち殺される。
天に召されたと思いきや連れて行かれたのは、「R.I.P.D.」と呼ばれる謎のオフィス。
そこは人間になりすました悪霊を取り締まる組織で、ニックは刑事としての捜査能力を見込まれ招喚されたのだった。
任期は100年だったが、ボストン勤務と聞き、また愛する妻に会いたいと思い二つ返事で引き受ける。
相棒は西部開拓時代に保安官だったロイ。ベテランの腕利きだが一匹狼でひねくれ者の破天荒オヤジだった。
いがみ合いながらも息が合ってきた2人はやがて悪霊達の組織的な動きに気づき始め、影で糸を引いていたのがなんとニックを撃ち殺した元相棒のボビーで、例の金塊が人類を脅かす大惨事へと繋がるある重要な物の一部であることを突き止める。

笑いとアクションのバランスがほどよく、予定調和の結末は安定した面白さがある。
現世に戻った姿が生きていた時とまったく違い、ロイはスーパーモデル級のルックスで超ミニワンピースのブロンズ美人、ニックは冴えない中国人オヤジいうアイデアも笑わせる。
映画をよく観る人ならたくさんのジャンル映画との類似を観ることができるだろう。つまりこれはハリウッドが得意のハイコンセプトなフォーマットの中に入れ込んだブロックバスターであり、中身は全くないので何も考えずに観ればいい。面白かったなあと思いながら映画館を出た瞬間、ほとんどの場面は忘れてしまうだろう。
ただ、個人的にはどうしようもない脚フェチで、それゆえブーツ嫌いのロイに他人とは思えない共感を覚えただけだ。
(^◇^;)
ちなみに悪霊はインド料理嫌いで、カレー粉をかけたりすると姿を現す。
怪しい人に試してみよう。
( ̄ー ̄)