★その他★(2/2)
◆「へんげ」
・人には理解できない愛の形を究極の破壊的行為で表現したとんでもない展開。
ラストは予測不可能なジャンルを突き抜けたスケールで呆然とさせられた。
◆「昼下がり、ローマの恋」
・実にイタリアらしい明るさが印象的なハートフルコメディー。3つのオムニバスになっていたが、それぞれのエピソードにもう少し関連性を持たせていればさらによかった。
◆「捜査官X」
・モチーフは、中国版「ヒストリー・オブ・バイオレンス」といった感じだが、ミステリーと融合したストーリー運びと、圧倒的なカンフーアクションとで全然別の雰囲気に仕上がっている。
金城武が思ってた以上に意外なもので活躍するのも面白い。
◆「ルート・アイリッシュ」
ある民間兵の死の真相を探っていくうちに暴かれる戦争ビジネスの実態はまことに許し難いが、主人公の取った解決法になんの希望もないのはなんとも虚しい。
◆「SHEIME」
・セックス依存症である男の日常を描きながらもエロティックさのかけらも感じさせない痛々しい描写に驚いた。
主人公の男にとってセックスは、人を愛する感情を喪失した苦痛を紛らわせるための一時的な逃避でしかない。肉体的な刺激によりかろうじて生きるバランスを保っていたことに主人公が改めて気づいた時、その絶望的な孤独感が観客側にも共感できるものとして響いてくる。
◆「シャーロック・ホームズ シャドーゲーム」
・凝りすぎた映像のやり過ぎ感は否めないがアクション一辺倒ではなく楽しめた。
おしむらくはもっと推理の過程を丁寧に描写しないとクイックカットでヒントをパラパラ見せられてもどう推理したのかさっぱりわからない。
モリアーティ教授の裏をかいて一杯食わせるところは痛快。
◆「トロール・ハンター」
・モキュメンタリー風に作りこんだモンスター映画。北欧に昔から伝わる伝説の巨人トロールのハンティングの様子をあくまでもリアルに見せようとする心意気が気に入った。
◆「ピナ・バウシュ」
・実験的な試みのドキュメンタリーで、その構成が面白い。4つの舞台の映像とメイキング、ダンサーのインタビューなどに加えて、屋外での映画オリジナルのパフォーマンスを追加し、すべてが舞台と一体感を持ってくる編集が鮮やか。
1人の舞踊家の人生を踊りで語り尽くそうとする弟子達の気迫溢れるパフォーマンスに圧倒されたが、正直ちょっとうとうと。
◆「顔のないスパイ」
・予告を見ただけでもいきなりネタバレしてたので、こんな映画を倒叙形式にして面白いかなと思っていたら、実はその裏に別の目的を持ったスパイが暗躍していたというのは、なかなかひねりが効いていた。だが、もう少し証拠を掴んでないとあのトリックを主人公が見破るのはちょっと無茶では。ラストはもっと非情な結末を考えていたが、意外とあっさり元の鞘に収まる無難さがすこし残念。
◆「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」
・007をパロッたスパイアクションコメディーだが、メル・ブルックスのような直接的な引用ではなく、元ネタを巧みにモチーフにしていてもっと洗練されていた。
ミスター・ビーンことローワン・アトキンソン独特の古典的な“動き”で魅せる笑いは世界共通の普遍的な面白さがある。
◆「麒麟の翼」
・原作に忠実で少ない出番の登場人物の人物像もそれなりにしっかり描けていた。たくさんの人物が絡んできてもストーリーを見失わない編集もよかった。
◆「ヒミズ」
・行き場のない怒りと、どこにも逃れられないという閉塞感が滲み出ていたが、ラストはえらくあっさりと普通。
「冷たい熱帯魚」「恋の罪」と短いスパンで観た園子温監督作品だったが、とにかく殴る蹴るだけの暴力シーンが多く、バイオレンスの演出がワンパターンであることに気づき、画面がだんだん安っぽく見えてきた。
◆「ニューイヤーズ・イブ」
・豪華過ぎるキャスティングに顔見せだけで終わるのでは?という不安を抱いたが、けっしてそんなことはなく、いくつものエピソードが手堅くまとまっていた。
◆「灼熱の魂」
・宗教間の対立が招いた深すぎる傷痕にただただ茫然としてしまう衝撃的な結末。
◆「リアル・スティール」
・父と息子の絆が回復する件は、いつものスピルバーグの願望で見飽きたが、格闘シーンは迫力満点。
◆「源氏物語」
・紫式部が現実とフィクションの狭間で苦悩するという物語の構成は、大胆な仮説を導入したドラマチックな展開で興味深かったが、現実世界で式部が悩む心理描写がほとんどない。絢爛豪華な衣装は単に美しいだけでなく、それを着る人物を語る役目まで担っていて作品世界に深みを与えている。
◆「タイム」
・時間が唯一の価値を持ついうスペキュレイティブな世界でも裕福な生活をする者と搾取される貧しい者との構図は現代社会と変わらない。
そういう一部の人間のための世界の秩序へと批判と人間が不老不死を手に入れても果たして幸せなのかという問いかけが本作にあると感じた。
つまり裕福層にとってもこの世界は決してユートピアではないのだ。
ただ残念ながら時間に追われているわりにはスピード感が感じられず、主人公の2人の行動は決して問題解決にはなっていない。
◆「へんげ」
・人には理解できない愛の形を究極の破壊的行為で表現したとんでもない展開。
ラストは予測不可能なジャンルを突き抜けたスケールで呆然とさせられた。
◆「昼下がり、ローマの恋」
・実にイタリアらしい明るさが印象的なハートフルコメディー。3つのオムニバスに
◆「捜査官X」
・モチーフは、中国版「ヒストリー・オブ・バイオレンス」といった感じだが、ミス
金城武が思ってた以上に意外なもので活躍するのも面白い。
◆「ルート・アイリッシュ」
ある民間兵の死の真相を探っていくうちに暴かれる戦争ビジネスの実態はまことに許
◆「SHEIME」
・セックス依存症である男の日常を描きながらもエロティックさのかけらも感じさせ
主人公の男にとってセックスは、人を愛する感情を喪失した苦痛を紛らわせるための
◆「シャーロック・ホームズ シャドーゲーム」
・凝りすぎた映像のやり過ぎ感は否めないがアクション一辺倒ではなく楽しめた。
おしむらくはもっと推理の過程を丁寧に描写しないとクイックカットでヒントをパラ
モリアーティ教授の裏をかいて一杯食わせるところは痛快。
◆「トロール・ハンター」
・モキュメンタリー風に作りこんだモンスター映画。北欧に昔から伝わる伝説の巨人
◆「ピナ・バウシュ」
・実験的な試みのドキュメンタリーで、その構成が面白い。4つの舞台の映像とメイ
1人の舞踊家の人生を踊りで語り尽くそうとする弟子達の気迫溢れるパフォーマンス
◆「顔のないスパイ」
・予告を見ただけでもいきなりネタバレしてたので、こんな映画を倒叙形式にして面
◆「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」
・007をパロッたスパイアクションコメディーだが、メル・ブルックスのような直接
ミスター・ビーンことローワン・アトキンソン独特の古典的な“動き”で魅せる笑い
◆「麒麟の翼」
・原作に忠実で少ない出番の登場人物の人物像もそれなりにしっかり描けていた。た
◆「ヒミズ」
・行き場のない怒りと、どこにも逃れられないという閉塞感が滲み出ていたが、ラス
「冷たい熱帯魚」「恋の罪」と短いスパンで観た園子温監督作品だったが、とにかく
◆「ニューイヤーズ・イブ」
・豪華過ぎるキャスティングに顔見せだけで終わるのでは?という不安を抱いたが、
◆「灼熱の魂」
・宗教間の対立が招いた深すぎる傷痕にただただ茫然としてしまう衝撃的な結末。
◆「リアル・スティール」
・父と息子の絆が回復する件は、いつものスピルバーグの願望で見飽きたが、格闘シ
◆「源氏物語」
・紫式部が現実とフィクションの狭間で苦悩するという物語の構成は、大胆な仮説を
◆「タイム」
・時間が唯一の価値を持ついうスペキュレイティブな世界でも裕福な生活をする者と
そういう一部の人間のための世界の秩序へと批判と人間が不老不死を手に入れても果
つまり裕福層にとってもこの世界は決してユートピアではないのだ。
ただ残念ながら時間に追われているわりにはスピード感が感じられず、主人公の2人