屋根の上の守護天使? | ◆◆ ロイの書斎 ◆◆

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頭に浮かんだことをエッセイ風に書き綴っています


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阪急電車の三宮駅より2つ大阪寄りの王子公園駅で降りて遊びに行く場合、多くの人は駅前にある王子動物園に行くだろう。

しかし、ちょっと待った!
(ー_ー)b~ちっちっ

その外周をもう少し歩いてみよう。

すぐ近くに明治時代に建てられたおしゃれなレンガ造りの建物がある。
チャペルを改装してできた博物館「神戸文学館」だ。
神戸にゆかりのある文学者の資料を時代ごとに分けて紹介していて、サロンでは神戸に関連する書物をコーヒー(有料)を飲みながら自由に読むことができる。
展示そのものはたいしたことないが、無料なので迷わず入ろう。静かな空間に浸れること間違いなし。

道路を隔てて向かいには「原田の森ギャラリー」がある。
神戸市の東部新都心として開発された海沿いのエリア“HAT(ハット)神戸”に県立美術館「芸術の館」がオープンした際、分館としてリニューアルした。
建築家、村野藤吾がデザインした外観はシンプルな美しさがある。
今年の秋には一部を改装して横尾忠則現代美術館がオープンするので、ここも見逃せない。

王子動物園の方に戻ると、海に向かって南北に伸びる通り「ミュージアムロード」がある。
王子動物園から県立美術館まで約1キロの市道に芸術・文化関係の施設があちこちにあるためこの愛称が付けられた。
海側(南側)を見ると遠くの建物の上に巨大な何かがあるのだが…気になりつつも歩いていく。
ひたすら南へ
ひたすら海へ

歩道がゆるやかなカーブを描きながら高くなっていくと、ガラス張りの美しい建物が目に入る。
ここが「BBプラザ」。高級レストラン、カフェ、そしてここにも小さな美術館。

この辺りまで来るとはっきりわかった。さきほどの怪しげな物体は、ミュージアムロードのゴール、兵庫県立美術館の屋根の上に鎮座する巨大なかえるだった。

あれは何だ?と思いつつ、木製の床がおしゃれな「はっとなぎさ歩道橋」のゆるやかなスロープを登り、安藤忠雄デザインの県立美術館の2F入り口に到達する。
美術館に行ってみて、屋根の上のかえるの正体がわかった。
後で調べた内容と合わせて説明すると、あれはオランダ人アーティストのフロレンティン・ホフマンがデザインしたオブジェで、あるイベントのために設置したのだが、美術館の場所をアピールするシンボルとしてその後もずっと飾られることになり、名前を公募して「美(み)かえる」と名づけられた。
“美かえる”は、幅約10m、高さ約8mの大きさで、緑と黄のストライプ模様の体に赤と白の三角帽子をかぶっている。
そのカラフルすぎる姿は、おしゃれな街神戸より、派手好きな大阪の方が似合う気がしないでもないが、“美かえる”という名前にはいろんな意味が込められていて面白い。
「“美”術館で得た“美”的センスを家庭や職場に持ち“かえる”」というのが応募した人のネーミングの由来だが、かえるはおたまじゃくしから完全に姿を変えるので、復興の象徴でもある。
また、カタカナ読みすると、悪魔と戦う大天使「ミカエル」と同じだ。

美術館を出る時、ふと気になって「美かえる」の方をふり“かえる”。
おぉ、なんとなく美術館の守護天使に見えてきた。
(^∀^)ノじゃあ、また