外国語映画のタイトル(1)「直訳風味のひねり技(1)」 | ◆◆ ロイの書斎 ◆◆

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頭に浮かんだことをエッセイ風に書き綴っています

意味の深いものからいい加減なものまで外国語映画のタイトルの邦題と原題の関係についてあれこれ考えてみる。

★邦題:『地獄の黙示録』
☆原題:「Apocalypse Now」

直訳すると「現代の黙示録」だろうか。これを「地獄の…」としたところがひねり技だ。

この映画はベトナム戦争が舞台であり、戦争で人間が狂気に駆られていく様を描いている。
「黙示録」と言うのは様々な解釈があるみたいだが、ここでは人間が殺しあう様子を世界の終末としてイメージしていると考えておけばいいだろう。

となると「黙示録」と「地獄」は意味合いとしてはあまり変らないのではないか。
「楽しい黙示録」とか「やりがいを育てる黙示録」とかいう部分が存在するなら別だが、黙示録全体が地獄のような内容なら「地獄の」の枕言葉は「“雪の”雪崩」と同じぐらい意味がかぶってないだろうか?

そう考えるとタイトルの単語を生かして、
「黙示録で予言されたような現代の地獄」
あるいは
「現実にある黙示録のような地獄」
とした方が内容にふさわしい気がする。
しかし、残念ながらやたらと説明的だ。
わかりやすい形容詞+名詞のシンプルな構成で何かいいタイトルはないだろうか。
…結論なし(いい案浮かんだ方コメント待ってます)

それにしても今原題を見ると、Twitterのカキコミみたいに見えてくる
「今何してる?」
「アポカリプスなう」
どんな状態なのかさっぱりわからないが相当大変そうだ。