妹へ
なんでずっと説明してるかって、明日になったらお前が今日の悲しみなんて忘れちゃうかもしれないって分かってるからだよ。
でも、悲しいまま寝てほしくないんだ。
俺が子供の頃そうだったから。それにこれは俺にも関係あることだし、ちゃんと分かってもらえるように頑張るよ…
そういえば、俺がお前のこと嫌いだって?そう言われたときビックリしたよ。嫌いなわけないじゃん。はっきり覚えてるんだけど、子供の頃、お母さんがお前を妊娠したばかりのとき、お母さんがお前を産まないのかなって思って、ずっと泣いてたんだ。
今思うとマジ笑っちゃうけど
お前が「うざがられてる」って言ってたけど、確かに「うざい」って言ったことはある。だからって嫌いってわけじゃないよ。お母さんだってたまにうっとうしいと思うし、お父さんだってそうだよ。でも誰一人嫌いじゃないんだ。なんでかって、前にお母さんに「もう一度やり直せるなら、絶対またこの家を選ぶ」って言ったことがあるんだ。気持ちの浮き沈みはいっぱいあったけど、お前たちに出会えたからこそ、家族って言葉の意味が分かったんだよ。あ、あれがお母さんで、あれがお父さんで、あれが妹で……そうだよ、お前のこと嫌いになったことなんてないし、これからもないよ。うん
ここからはちょっと余談だけど
実はお前のこと羨ましいと思ってる。でも俺には俺の良さもあると思う。まぁ。
俺って過去に生きるのが好きな人間で、いつも昔のことを懐かしんでる。
付き合い始めた頃のお父さんとお母さんのことを思い出すと、俺の記憶の中では二人はすごく仲が良かった。子供の俺が記憶を美化しちゃってるのかな?もうよく分からないや
子供の頃、すごく二人に会いたかったのを覚えてる。今みたいにベッドで文字を書きながら会いたいって思ってた、ただの日記だったけど。
中学生になって賓陽に帰ったとき、テレビや本に出てくるような、お父さんとお母さんが一緒にいる生活が送れるんだって思ってたのに、どうやら違ったみたいだ
お父さんとお母さんが離婚したのはずっと後のことだったけど、今でも認めたくないんだ。認めなければ、そんなに強く存在を感じなくなるんじゃないかって思う。すごく曖昧でぼんやりしてるから、まだ耐えられるんだ。
中学生の頃、よく学校のカード式公衆電話で家に電話してた。あの電話機、毎回電話するのに少し待たなきゃいけなくて、すごくよく観察してたんだ。電話の横の白い壁、傷だらけだった。あの傷は電話してた人たちがつけたんだって分かってる。感情のない壁に、みんなの気持ちが刻まれてるんだよ
あるとき、お父さんがなんて言ったか忘れちゃったけど、「お母さんは他の人のお母さんになるんだ」って。たぶんそんなことを言った。その瞬間泣きたくなったけど、堪えたんだ。
お母さんに電話して、どこにいるの?って聞いたら「大人の事情だから子供は関係ない」って言われて。そのときお母さんに相手にされてない気がして、一瞬で泣き出しちゃった。今でも覚えてるよ。「俺が関係ないなら誰が関係あるんだよ、俺は二人の息子だろ」って言ったの。
ほんとは泣きたくなかったんだけど、まぁそのとき周りに誰もいなくてよかった。学校だとそうだよね、泣きたくても我慢しなきゃ。だって外ではいつも楽しくしてる人間だし。もし機会があって俺の友達に聞いたら、みんなそう言うと思うよ
まぁとにかく、喧嘩の絶えない二人の生活だった。俺もそのうち諦めてたんだけど、高校生になって離婚まで話が進んだとき、また気持ちが不安定になっちゃった。
もし子供の頃に戻れるなら、絶対二人の手を離さないのに。ずっとずっとくっついて離れない。他に何もいらないから、ただそばにいてくれれば。目に入るところにいつもいてくれれば、それで十分なんだ。
子供の頃の気持ち、すごくよく分かる。たぶん考えすぎて、泣きすぎたんだろうな。俺って本当にすぐ気持ちが揺れる人間なんだよ
話し出したらキリがないんだけど、俺、お前に対してちょっときつすぎるのは分かってる。なんでこうなっちゃうのか自分でも分からないけど、まぁ仕方ないかなっても思う。だって時々、何言っても聞いてくれないことあるじゃん。嫌いじゃなくても、積もり積もればそうなっちゃうよ。お母さんに対してもそうだし
あるとき、お前を呼んでお父さんお母さんと一緒にご飯を食べたの覚えてる?あのときもう二人は離婚してたよ。知ってるよ、すごくよく分かってる。でも認めたくないんだ
みんなで手を伸ばして、一緒に手を繋ごうって言ったとき、実はすごく幸せだったんだ
ティックトックで、お父さんとお母さんの手を同時に繋いだことがない人がたくさんいるって見た
でも俺たちは繋いだことあるよね。誇らしいな、うん
なんでずっと説明してるかって、明日になったらお前が今日の悲しみなんて忘れちゃうかもしれないって分かってるからだよ。
でも、悲しいまま寝てほしくないんだ。
俺が子供の頃そうだったから。それにこれは俺にも関係あることだし、ちゃんと分かってもらえるように頑張るよ…
そういえば、俺がお前のこと嫌いだって?そう言われたときビックリしたよ。嫌いなわけないじゃん。はっきり覚えてるんだけど、子供の頃、お母さんがお前を妊娠したばかりのとき、お母さんがお前を産まないのかなって思って、ずっと泣いてたんだ。
今思うとマジ笑っちゃうけど
お前が「うざがられてる」って言ってたけど、確かに「うざい」って言ったことはある。だからって嫌いってわけじゃないよ。お母さんだってたまにうっとうしいと思うし、お父さんだってそうだよ。でも誰一人嫌いじゃないんだ。なんでかって、前にお母さんに「もう一度やり直せるなら、絶対またこの家を選ぶ」って言ったことがあるんだ。気持ちの浮き沈みはいっぱいあったけど、お前たちに出会えたからこそ、家族って言葉の意味が分かったんだよ。あ、あれがお母さんで、あれがお父さんで、あれが妹で……そうだよ、お前のこと嫌いになったことなんてないし、これからもないよ。うん
ここからはちょっと余談だけど
実はお前のこと羨ましいと思ってる。でも俺には俺の良さもあると思う。まぁ。
俺って過去に生きるのが好きな人間で、いつも昔のことを懐かしんでる。
付き合い始めた頃のお父さんとお母さんのことを思い出すと、俺の記憶の中では二人はすごく仲が良かった。子供の俺が記憶を美化しちゃってるのかな?もうよく分からないや
子供の頃、すごく二人に会いたかったのを覚えてる。今みたいにベッドで文字を書きながら会いたいって思ってた、ただの日記だったけど。
中学生になって賓陽に帰ったとき、テレビや本に出てくるような、お父さんとお母さんが一緒にいる生活が送れるんだって思ってたのに、どうやら違ったみたいだ
お父さんとお母さんが離婚したのはずっと後のことだったけど、今でも認めたくないんだ。認めなければ、そんなに強く存在を感じなくなるんじゃないかって思う。すごく曖昧でぼんやりしてるから、まだ耐えられるんだ。
中学生の頃、よく学校のカード式公衆電話で家に電話してた。あの電話機、毎回電話するのに少し待たなきゃいけなくて、すごくよく観察してたんだ。電話の横の白い壁、傷だらけだった。あの傷は電話してた人たちがつけたんだって分かってる。感情のない壁に、みんなの気持ちが刻まれてるんだよ
あるとき、お父さんがなんて言ったか忘れちゃったけど、「お母さんは他の人のお母さんになるんだ」って。たぶんそんなことを言った。その瞬間泣きたくなったけど、堪えたんだ。
お母さんに電話して、どこにいるの?って聞いたら「大人の事情だから子供は関係ない」って言われて。そのときお母さんに相手にされてない気がして、一瞬で泣き出しちゃった。今でも覚えてるよ。「俺が関係ないなら誰が関係あるんだよ、俺は二人の息子だろ」って言ったの。
ほんとは泣きたくなかったんだけど、まぁそのとき周りに誰もいなくてよかった。学校だとそうだよね、泣きたくても我慢しなきゃ。だって外ではいつも楽しくしてる人間だし。もし機会があって俺の友達に聞いたら、みんなそう言うと思うよ
まぁとにかく、喧嘩の絶えない二人の生活だった。俺もそのうち諦めてたんだけど、高校生になって離婚まで話が進んだとき、また気持ちが不安定になっちゃった。
もし子供の頃に戻れるなら、絶対二人の手を離さないのに。ずっとずっとくっついて離れない。他に何もいらないから、ただそばにいてくれれば。目に入るところにいつもいてくれれば、それで十分なんだ。
子供の頃の気持ち、すごくよく分かる。たぶん考えすぎて、泣きすぎたんだろうな。俺って本当にすぐ気持ちが揺れる人間なんだよ
話し出したらキリがないんだけど、俺、お前に対してちょっときつすぎるのは分かってる。なんでこうなっちゃうのか自分でも分からないけど、まぁ仕方ないかなっても思う。だって時々、何言っても聞いてくれないことあるじゃん。嫌いじゃなくても、積もり積もればそうなっちゃうよ。お母さんに対してもそうだし
あるとき、お前を呼んでお父さんお母さんと一緒にご飯を食べたの覚えてる?あのときもう二人は離婚してたよ。知ってるよ、すごくよく分かってる。でも認めたくないんだ
みんなで手を伸ばして、一緒に手を繋ごうって言ったとき、実はすごく幸せだったんだ
ティックトックで、お父さんとお母さんの手を同時に繋いだことがない人がたくさんいるって見た
でも俺たちは繋いだことあるよね。誇らしいな、うん



