就職したり進学したりと春になると新しい環境で新しい生活をスタートさせる人は大勢いると思います。最初の内は気分も新たで良いのですが、そんな激しい状態に慣れ始めた大体5月頃位になると何となく気分が塞いだり、体がだるくなったり、ボーッとして集中力が無かったりとする事が有ります。一般的にはそうした症状の事を「五月病」と呼んでいるのです。新しい生活は誰しも胸膨らむ事でしょう。でも環境に馴染めず焦ってしまったり、こんなはずじゃなかったと理想と現実のギャップに悩んでしまったりして仕事にも勉強にもやる気が無くなってしまうのです。
もともとこの五月病、大学生が入学してゴールデン・ウィークを挟んだ辺りからストレスを感じる様になったり無気力になったりする事からこう呼ばれる様になったといわれていますが、学生だけがなるもの、5月だけになるものと限定した事ではありません。時期がいつだとしても、新環境に入った人ならば誰でもなる可能性がある症状なのです。五月病は正式な病名ではなく、俗名で呼ばれています。定義や概念も特に決められている訳ではないのです。専門のお医者様の中ではアパシーシンドロームと言う様に言われているそうです。医学的には適応障害とされる事も有るそうです。症状が出始め、こんなはずじゃなかったと思うと焦ってくると思う様になり、無気力になったり、不眠に陥ったり、体調不良を起こしたりする場合があります。この他にも色々な症状を引き起こす場合も有るそうです。

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