私が小1の夏休みに突然知らない女の人が家に来た。

この日は、母や兄が母の実家へ帰っていて父しか家には居なかった。

私は直感的に『母親だ』と分かった。

父から『お前のお母さんだよ。お前がうちのに虐待されてるのは分かってたよ。もう我慢しなくていい。お母さんと一緒に暮らすんだ。その方がお前にとっては幸せだからな』と言ってきた。

女の人も『随分辛い思いしたでしょ。ごめんね』と泣きながら何度も謝った。

私は父に聞いた。
『パパも私がこの家に居ない方がイイと思ってる?』

父『そんな事思ってないよ。ただお前が不憫で可哀想でな。』

私『そう思ってないならここに居る。悪いけど、私の母親はママだけだと思ってるから。一杯嫌な事はされてるけど、それはパパとあなた(実母)のせいでしょ。こんな事しないで。』と言って家を飛び出した。