琵琶湖にある雄琴温泉。
日本でも有名な風俗街であるその一室で新山が客の相手をしていた。
客が自分の中に入りながらもなにも感じることもなかった。
飛行機で目覚めたとき隣には松山が座っていた。
その時のことをいつも思い出す。
いままでにあんなにゾッとしたことはなかったしすべてが終わったと思ったこともなかった。
それからは人間として壊れた自分に気がつく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何もする気もおきない、口にする気にもなれない。
いまも客の動きに合わせて鳴き声をだすだけだ。
家に帰ればヒモ状態の松山がいる・・・・・・・・・・・・・・・・・つくづく自分の人生が嫌になる。
自分にとっての本当の幸せってなんだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死ぬ前までにはこたえはだせるのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・
いまはそのこたえをだす気力もないし心が折れすぎてなにもできないそんな自分に苛立ちさえできないほど自分のこころは死んでいた。
帰り道、琵琶湖の畔をメンソールの煙草を吸いながら歩いた。
自分でも知っていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
男癖の悪さが自分で自分を不幸にしていることをしかしどうにもできない自分であることも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも、この道を歩くと飛び込んで自殺を考えた、暗い琵琶湖を覗くと得体の知れない闇が自分に襲い掛かりそうで怯んでしまうのである。
家に着き安定剤をのんでから日課でもある睡眠導入剤を体でとかしていくと眠りにつくのであった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
死ぬまでこの生活はつづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
完