すき焼きやで二ーナは男と食事をしていた。
愛人契約をしている先生と呼ばれた70過ぎの男だ。
歯科の権威らしく身なりも上品だ。

二ーナは旅行代を強請るという魂胆だった。
行先は近くて遠い国とよばれているところである。
先生とよぶ男も行きたがったが勿論、遠まわしいに断っていた。
自分を袖にしようとする男も行ってみたいと言っていたので連れていくと言えば好きにさせてくれると踏んだからだ。

この後、ホテルでサービスしておいたので旅行代は機嫌よくだしてくれた。
別れ際、男と行くのでは?の質問にはそんなことはないとこたえた。
この手の小さなウソには慣れている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なので自分でもなにが本当で嘘か分からなくなっていた。
本人は気付いていないが詐欺師なのは間違いない。

家に帰りガーターを外し着替えると松山が入ってきた。
なんで着替えるんだと執拗に迫ったがなにごともないかのごとく流した。
所詮、ダメな男の遠吠えだ。負け犬と言ったら愛犬かの自分には犬が可哀そうだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・