「二ーナさん、お疲れ様でした」店のクルマで送ってくれたボーイが元気よく挨拶してくれた。
二ーナは微笑んだ。


夜の仕事の後はいつもファミレスでコーヒーを飲んで帰る。
すぐに帰らないのは家に居候の男松山がいるからだ。
身長は190もある大男で特に取り柄もないダメなやつだ。

昼の仕事で同じ歳の男が最近は気になっている。
夕方になるとちょっと汗臭くなる体臭が脳天まで突き抜け太ももの内側がムズムズする。
「奴を食いたい」奴を食うためなら4人いるセフレを切ってもいいとさえ思っている。
勿論、松山なんぞ当の昔から切っている。
明日はどのセフレにしようか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、同じ歳の男は自分が夜に風俗で働いているとは夢にも思わないだろう・・・・・・・・・・・・・・・
「風俗で働いているから今度遊びに来て?」とでも言って誘おうか・・・・・・・・・・・・・
考えただけで笑ってしまった。

窓ガラスに自分の顔が映った、煙草の煙を深く吸い込み一気に吐き出してから立ち上がった。
それは悲しい顔をしていた。