奈良県 法起寺照れ

 

 

 

コスモスが有名なこのお寺には、山背大兄皇子がいますガーベラ

 

 

門前です。のどかな雰囲気のお寺おねがい

 

 

 

 

 

 

 

 

山背大兄皇子は聖徳太子の息子さんですニコニコ

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右が山背大兄皇子ニコニコ 中央が聖徳太子爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘇我家と聖徳太子は、協力して仏教を広めましたニコニコ

 

 

 

しかし、蘇我馬子(入鹿の祖父)と聖徳太子が死んでしまうと、入鹿は

 

 

 

「じいさんが太子と仲良しだっただけで、俺には仲良くする道理はねぇ~ムキー

 

 

 

と、聖徳太子の一族を攻め滅ぼしますガーン

 

 

 

 

 

 

入鹿の父、蘇我蝦夷は

 

「はぁ!?聖徳太子の息子を殺した!?ガーンなんで!?馬鹿じゃない!?ムキー

 

と、大激怒だったそうですショボーン

 

そりゃ仲間の息子を殺されたらオコだわ滝汗

 

 

 

 

 

 

 

一族が責め滅ぼされる直前、山背大兄皇子は

 

「我が身ひとつたまわらん」

(自分が犠牲になる)

 

と言い、自ら入鹿に投降したという伝説が残っています。

 

 

 

 

 

 

 

去年、法起寺を訪ねた際、山背大兄皇子とコンタクトをとることができましたニコ

 

 

 

伝説どおり、優しそうな好青年ですキョロキョロ

法起寺に行く前日、橘寺から聖徳太子(皇子の父)を同行させての参拝だったのですが、

 

 

 

「すいません。こんな女がお父さん(聖徳太子)連れてきちゃいましたニヤニヤ

 

 

と謝ると、私をじーっと観察した上で

 

 

「...父上が存外、おもしろ好きと言う事がわかった照れ

 

 

と笑っていました

 

真顔え?どういう意味?

 

 

 

 

 

 

 

「蘇我入鹿に攻められた時、我が身ひとつたまわらんと投降したのは、本当ですか?キョロキョロ

 

 

伝説を確認すると、皇子は最後の光景を見せてくれました。

 

 

 

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建物の中に、聖徳太子の一族や関係者が身を潜めています。

 

 

木枠の窓から見ると、ずっと遠くから蘇我の軍勢が大軍で押し寄せてきました。

 

 

とても、一族数十人を降伏させようという数ではありませんチーン

 

 

「入鹿は我らを全滅させるつもりだ」と山背大兄皇子は悟ります。

 

 

そして裏から女性や子どもを逃がし、たった一人で投降しました。

 

 

 

殺される直前まで、

 

 

「一族の女子どもは助けてくれ」

 

 

と懇願し、亡くなっていますショボーン

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史実では、山背大兄皇子達は集団自害したことになっています。

しかし、実際は皇子の手によって逃げた者もいたようです。

 

 

「されど、そのもの達も蘇我の追っ手に捕まり殺された。結局、私は誰も助けられなかった。その罪で今も成仏できんのかもしれないショボーン

 

 

山背大兄皇子は寂しそうに俯いていました。

 

逃がしたはずの女子どもが、追っ手によって殺されたことも、幽霊状態で見ていたそうですガーン

 

 

 

 

 

違うだろ!笑い泣き

どんな事情があったって、慈悲もなく殲滅させた入鹿が悪いだろ!!ムキー

 

 

 

 

内心そう思いましたが、山背大兄皇子は本心から助けられなかった者の命を悔いているのです。

 

 

 

そんな彼になんと声をかけて良いか分からず、

 

 

「どうしたらいいんでしょうねぇショボーン

 

 

と、二人でしみじみするしかありませんでした。

 

 

 

 

 

命をかけて誰かを助けようとした人に届く言葉を、私は知りません。

 

私ってちっぽけだなぁショボーン

 

なんだか切なくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

法起寺はコスモス寺と言われていますガーベラ

 

 

 

コスモスの頃になると、お寺の周りはコスモスだらけ!爆  笑

 

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ご本尊の十一面観音菩薩様は非常に優しく、温かいです照れ

※山背大兄皇子のお墓はここにありません。

 

 

 

 

 

境内はこじんまりとしており、法隆寺や中宮寺からも離れているため、秋以外は

 

 

「コスモス咲いてないのに、参拝に行くのか~キョロキョロ

 

 

という感じはあります真顔ぶっちゃけね

 

 

 

 

 

実際、私が行った夏も、

 

 

「法起寺やって。入る?キョロキョロ

「拝観料300円やん。狭そうやし、見所ないんちゃう?えー

「ほなやめとこか?300円もったいないわ~口笛

 

 

と、寺の門前で会話している親子連れがおり...心の狭い私は

 

 

 

「見所!?あるわ!十一面観音様は巨大やし、なにせここは山背大兄皇子がおるんじゃい!ふざけたことを子どもの前で抜かすな!ドあh!ムキー

 

 

と、ブチギレそうになりましたウインクドキドキいけないわラブラブスマイル!

 

 

 

 確かに山背大兄皇子や聖徳太子に興味がない人にとっては、見どころ少なめだけどさえーん

 

 

でもいるんだ!おーっ!

 

 

見えないけど、心優しい皇子が1400年も前からずーっとここにいるんだ!おーっ!あせる

 

 

 

 

 

 

そんなア○夫婦にも、山背大兄皇子は

 

「かまわん。怒るなよニコニコ

 

と笑って下さるのです。

 

 

 

あまりの優しさに、門前でタクシーを待ちながら涙がでましたえーん

 

 

 

 

  

 

慈悲って一体なんでしょうねショボーン

 

 

皇子が成仏できないところを見れば、慈悲とは単なる自己犠牲ではないのでしょう。

 

 

 

 

コスモスを見るたびに、あの優しい人は元気でいるだろうかと、私は考えてしまうのでした。

 

 

 

 

 

 

優しい山背大兄皇子。

 

 

他の誰よりも一億五千倍以上幸せになっておくれー!おーっ!

大好きですよー!!爆  笑