伊平さんの奥様と母のお話です
（伊平さんの話はこちらをお読み下さい。）
こんな感じの服装。王の臣下です
奥様と母は、同じ職場の違う専門職同士でした。
2人は非常に仲良しで、特に奥様の方が、
「師匠！ついていきます！
」
」と口癖のように言います。
師匠？
職種も違うのになぜ？
不思議に思っていましたが...。
こんな前世がありました。
場所は百済（4世紀〜7世紀）。
朝鮮半島の南西部にあった国です。
母は侍医（宮廷付きの医者）で、伊平さんの奥様は弟子です。
2人は真面目に働いていたのですが、ある日奥様が無実の罪を着せられ、処刑されることになりました
どうやら薬の調合にかこつけて、謀反の罪を着せられたようです
奥様は完全なる濡れ衣です。
ですが、侍医（しかも見習い）は宮廷内での身分が高くなく、無実を訴えても誰も聞いてくれません
その処刑を阻止したのが母でした。
敵味方の分からない宮廷内で、個別に聞き取りをし、矛盾点をあぶり出し、真実を探り当てたようです。
母の働きによって、奥様の濡れ衣は晴らされましたが、2人は降格処分を受けました。
侍医ではなくなりましたが、街医者として楽しく働いています
この話を母にすると、
「一緒の職場だった頃、全く同じことがあった
」
」と言います
奥様が辞職まで追い込まれた時、母は関係者たちを個別に聞き取りし、管理職に真実を伝えたのだそうです。
その働きで、奥様の濡れ衣は晴らされました。
ORANGE RANGEの『花』という歌に、
「生まれ変わってもあなたに会いたい」
というフレーズがあります
生まれてくる前、私達は上の世界で、
どんな人生にしようかな？
誰とどのタイミングで出会おうかな
そんなことを決めて生まれてきます
もしかしたら、奥様とうちの母も、
「次もまた出会おうね！」
」「同じ職場で働く仲間になろうね！」
」そんな約束を交わしていたのかもしれません。
そして奇しくも、今生。
同じように母は「師匠」として弟子を助けたのです。
ここ数ヶ月、私は前世に関わる事が増えました。
人の前世に触れるたび、
命の不思議
出逢いの不思議
この２つをひしひしと感じます
上の世界での約束を忘れてしまっていても、私達は魂レベルで会いたい人に会っています。
平凡な一日に思えても、今日という日は誰かとの約束を果たした日かもしれません
一日、一日を大切に。
日々の出逢いを大切に。
そう生きていきたいものです