前回のブログに記載しましたが、154円50銭前で少しもみ合った上でこのゾーンに入ってきました。

3円という幅は介入を生み出すには十分な幅だったんですが、当局の介入牽制のせいで節目ではボラティリティが緩やかになることで、介入をしづらい本末転倒な状態に陥っています。

 

スムージング介入(勢いをやわらげる目的の介入)とはよく言いますが、実際市場はスムージングに円をじりじりと売り続けています。

 

これでは当局が介入できる根拠はないも同然です。

それこそ水準では介入しないという国際規則を破って、イチャモン並みの期間をダシに使うしかもはや残されていません。

 

円ロング勢は個人が多いと思いますが、じりじり悪化するという日本人の特性にマッチした下がり方で、みなさん含み損を抱えてらっしゃることかと思います。

 

実は私も今日の日銀後までは介入期待でショートは握るつもりです。ただ、そう考えている勢が多いということはみんなが諦めたタイミングでショートカバーで一段と上げ、介入、なんてことになりかねません。

 

これこそ「人の行く裏に道あり花の山」ですね!

 

日銀後まで握るか、158円への加速まで売り増しか悩むところです。今日158円まであがれば介入は入るでしょうが、今日156円で2週間後に158円なら入りづらいというのが実情です。

 

ショートしている人にとってはドテンした途端に介入になるのが嫌なので握ってジリ損というのが、もう鉄板パターン、これが無限に続く期間になってしまいます。どこかで踏ん切りをつけてロングに転じてもいいかもしれないですね。介入といってもあって10円、どうせ5円は元にすぐ戻ります。

 

ここから160円まで耐えるのと、ロングに転じてスワップもらいながら介入が来ても平然と150円で計画ナンピンロングを入れるのと、どちらがいいのでしょう。資金力のある海外勢は100%後者を選びます。私も後者です。

 

日銀というイベントが終わったあと、ボラがあるかどうかでポジションをどうするかを決めたいと思います。

なんちゅう相場でしょうね笑

 

どちらにせよ、10円下がっても良いと踏ん切りをつけロングに転じる、という手段も選択肢としては十分検討に値するものかと思います。
 

参考になれば幸いです。