前回のブログに記載した通り、152円での介入はなかったですね。

 

全くおもしろくない相場がしばらく続いており、これだけ同じ位置で揉み合ったあとに上げたとしても、変化率がトータルでほぼないため、現在の神田財務官の論理では介入できないのが妥当です。

また都合のいい期間を取り出してなんかいってくるかもしれませんが、都合のいい期間を取り出せるのは変動初日なので、同じ水準で介入をすることはまずないかなと思います。

海外勢はうまく日本当局のかわし方を覚えつつあります。

 

152円を超えるところにノックアウトオプションがありましたが、牽制している間(3週間)で処理しなさいよ、というようなメッセージを読み取れるようなコメントが多数出されていました。

確かに3週間も時間があって新たにオプション取引を設定しないような人はもう見捨てても良いかなと思います。

 

さて、ここでまたまた気になるのが円買い介入の時期。

現状、アメリカの状態が悪くなるのをひたすら牽制で待つターンです。

さすがに1日のボラが2円、1週間で4円程度になれば介入してくるでしょうが、それ以下のボラではまずできないでしょう。

 

海外勢はこれをうまく回避する形でキャリー・トレードを続けると思います。

むしろ水準が変わらなくてもアメリカの金利(年4%程度)は丸儲けなわけですから、バフェット氏が頻繁に円債を発行するのも理にかなっています。

バフェット氏についていきましょう、みなさん笑。

 

次のターニングポイントはやはりアメリカの指標が悪化に変わるときです。

ただ、なかなかそれは訪れないでしょう。

となると、苦しいのは日々スワップを払っている個人(と日経に書いてました)で、普通にドル円はロングが正解です。

ただし、介入が来たら買い増せる程度に、計算して枚数を減らしてロングしましょう。

スワップなんかいらないよという人は、たまに落ちるタイミングを拾って売る、という戦法が有効的かと思います。

スワップより稼げる確率はかなりあります。スワップってでも毎日ゲットできて幸せだから持ちたくなるんですよね。

1000円を10日と1万円を1回だと、前者の方が幸福度高そうです。

 

さて、アメリカの利下げは2回、1回、もしくはなしという説まで出てくるありさまです。

これは前回も同じようなことを書きましたが、それぞれ1回減っているところに注目です。

 

次のラインは以前記載したとおり、155円ということになります。

152円でレートチェックは入れなかったということを考えると、まだまだできないと思っていることが分かります。

155円手前でレートチェックかもしれませんね。

 

もし155円にも152円超えのときと同様、3週間ほどかけてゆっくり入っていくとすると、155円を超えて156円に勢いをつけて入ったタイミングで実施するというのが現在の見立てです。

 

この前のブログから結構立っているのに、1円しか動いていないドル円相場。

やはり財務省の牽制は、やるやる詐欺ながらも相場の上昇スピードをかなり抑え込んでいることは間違いなく、優秀なのかなと思ってしまいます。