劇薬入り目薬を5歳児に
交際していた女性の子どもに
劇薬がまじった目薬をさして大ケガをさせたとして、
男が逮捕された。
妻やこどももいるこの男、警察では、
女性の気を引こうとして、
行為に及んだとみて、動機を調べている。
傷害の疑いで逮捕・送検された、
白河市の伊藤保容疑者。
伊藤容疑者は、
交際していた棚倉町の女性の5歳の長男に
劇薬が入った目薬をさし、
「右角膜上皮欠損」など、
大ケガをさせた疑いがもたれている。
警察によると、混ぜられていたのは、
硫酸などを含んだバッテリー液だという。
何層にもなっている角膜の一番表の膜がなくなる
「角膜上皮欠損」、
眼科医によると、ものが見えづらくなるほか、
最悪は失明の可能性もあるという。
伊藤容疑者は「劇薬を混ぜたことに間違いない」と
容疑を認めているが、今回の逮捕に近所では…。
*近所の人インタビュー
「やりすぎだ。そういうことはできないよね。」
(Q.普段の伊藤容疑者は?)
「普通だった。やさしいのはやさしい」
妻や子どももいて
子煩悩だったという伊藤容疑者の犯行に、
近所の人たちは驚いた様子だった。
*近所の人インタビュー
「タイヤ運びをやっていた。
横浜のほうにタイヤを積んでいくときいている。
(Q.仕事はまじめにやっている?)仕事はまじめだ」
白河市内の運送会社に勤めていたという伊藤容疑者。
硫酸を含んだ目薬をさすという行為に、
なぜ及んだのでしょうか。
*近所の人インタビュー
「『やめて、痛い!』という声、かなりの時間泣いていた。
目薬を処方されていてそれを朝昼晩点けている、
その時に泣くんだという説明を受けた。
(自分の子どもの話では)目がひどい、
ただれていて目がひどいと言っていた」
劇薬を含んだ目薬のためか、
長男は顔がはれ上がっていたという。
警察は、妻や子どもがいる伊藤容疑者が、
長男を心配するそぶりをみせることで
女性の気を引こうとしていたとみて動機を調べている。
長男を含めた女性の子ども4人は、
現在は児童相談所に保護されているという。