代表として組織を見ていると、ある共通点に気づく。

それは、うまくいかなくなる組織ほど
「優しさ」を理由に、判断・成果・責任を曖昧にしているということだ。

今日は、少しだけ生々しい話をする。
これは精神論ではなく、経営としての設計の話だ。


優しさが組織を壊す瞬間

誤解を恐れずに言う。

優しさそのものが悪いわけではない。

 

問題は、

  • 決めないこと

  • 言わないこと

  • 責任を曖昧にすること

これらを「優しさ」と呼び始めた瞬間だ。

 

その瞬間から、
成果は出なくなり、
責任は宙に浮き、
組織は静かに弱っていく。

 


判断は、冷たくていい

経営の仕事で一番大切なのは、
「嫌われないこと」ではない。

判断を下すことだ。

  • 契約するか、しないか

  • 続けるか、やめるか

  • 任せるか、任せないか

ここに感情を混ぜると、
組織は必ず歪む。

判断は、冷たくていい。
むしろ、冷たくなければならない。

 


成果と責任は、必ず個人に置く

よくある言葉がある。

「チームとして未達でした」

私はこの言葉を、基本的に使わない。

成果には、必ず責任者がいる。
責任者がいない成果は、
成果とは呼べない。

 

  • 成果は数字と事実で見る

  • 責任は役割に紐づける

  • 分散させない

 

これは冷酷さではなく、
フェアさだと思っている。


それでも、人には優しくする

ここで一番大事な話をする。

成果と責任を厳しく扱うことと、
人を大切にすることは、
まったく矛盾しない。

  • 失敗は一度は許す

  • 感情は丁寧に扱う

  • 成長の機会は必ず渡す

ただし、
同じ失敗を感情で処理しない。

再発は、仕組みで防ぐ。

 


目的は、全員で考えなくていい

もう一つ、誤解されやすい話がある。

「目的は全員で考えるべきだ」

私はそうは思わない。

 

  • 目的を定義するのは、上位の役割

  • 翻訳するのが、マネージャー

  • 理解して遂行するのが、現場

 

現場に求めるのは、
再定義ではない。

なぜやっているかを理解して動けること。
それで十分だ。


優しさと甘さの境界線

私の中での基準は、シンプルだ。

 

これは相手の未来を良くする判断か。
それとも、今の空気を守るだけか。

後者なら、それは優しさではない。
ただの甘さだ。


代表としての結論

  • 判断は冷たく

  • 成果と責任は明確に

  • 人と成長には優しく

  • 目的は翻訳して渡す

混ぜない。

この線を引き続けることが、
代表としての仕事だと思っている。

完璧ではない。
それでも、
この設計だけは、崩さない。