代表として組織を見ていると、ある共通点に気づく。
それは、うまくいかなくなる組織ほど
「優しさ」を理由に、判断・成果・責任を曖昧にしているということだ。
今日は、少しだけ生々しい話をする。
これは精神論ではなく、経営としての設計の話だ。
優しさが組織を壊す瞬間
誤解を恐れずに言う。
優しさそのものが悪いわけではない。
問題は、
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決めないこと
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言わないこと
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責任を曖昧にすること
これらを「優しさ」と呼び始めた瞬間だ。
その瞬間から、
成果は出なくなり、
責任は宙に浮き、
組織は静かに弱っていく。
判断は、冷たくていい
経営の仕事で一番大切なのは、
「嫌われないこと」ではない。
判断を下すことだ。
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契約するか、しないか
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続けるか、やめるか
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任せるか、任せないか
ここに感情を混ぜると、
組織は必ず歪む。
判断は、冷たくていい。
むしろ、冷たくなければならない。
成果と責任は、必ず個人に置く
よくある言葉がある。
「チームとして未達でした」
私はこの言葉を、基本的に使わない。
成果には、必ず責任者がいる。
責任者がいない成果は、
成果とは呼べない。
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成果は数字と事実で見る
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責任は役割に紐づける
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分散させない
これは冷酷さではなく、
フェアさだと思っている。
それでも、人には優しくする
ここで一番大事な話をする。
成果と責任を厳しく扱うことと、
人を大切にすることは、
まったく矛盾しない。
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失敗は一度は許す
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感情は丁寧に扱う
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成長の機会は必ず渡す
ただし、
同じ失敗を感情で処理しない。
再発は、仕組みで防ぐ。
目的は、全員で考えなくていい
もう一つ、誤解されやすい話がある。
「目的は全員で考えるべきだ」
私はそうは思わない。
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目的を定義するのは、上位の役割
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翻訳するのが、マネージャー
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理解して遂行するのが、現場
現場に求めるのは、
再定義ではない。
なぜやっているかを理解して動けること。
それで十分だ。
優しさと甘さの境界線
私の中での基準は、シンプルだ。
これは相手の未来を良くする判断か。
それとも、今の空気を守るだけか。
後者なら、それは優しさではない。
ただの甘さだ。
代表としての結論
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判断は冷たく
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成果と責任は明確に
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人と成長には優しく
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目的は翻訳して渡す
混ぜない。
この線を引き続けることが、
代表としての仕事だと思っている。
完璧ではない。
それでも、
この設計だけは、崩さない。